取材協力:株式会社小笠原オートショップ 取材:小松 男
掲載日:2025/09/22
”Oh!バイク直販センター”という名称で展開していることでも知られている『小笠原オートショップ』は、中国・四国エリア最大級の在庫台数を誇るバイクショップグループだ。現在は5拠点を展開し、その中でも本社機能も備えた「Oh!バイク直販センター本部」と、四国屈指の大型店である「BVCバイク査定センター四国」でメカニック&セールススタッフを募集中だ。
小笠原オートショップの車両在庫数はグループ全体を合わせると500台以上。これほどの台数を仕入れ・販売するとなると街のバイクショップ一店舗では厳しいのが実情だ。しかし同社は地域に根付いた企業として、長年で築きあげた信頼と実績によりこれを可能としている。地域最大級のラインナップ数には、そんな信頼・実績=企業力という背景があるからだろう。
広島の地に誕生してから40年以上もの長きにわたり、中国・四国エリアのバイクライフをけん引してきた『小笠原オートショップ』。
ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの国内主要4メーカーの新車の取り扱いはもちろん、それ以外にも独自の仕入れルートで全国から入荷した「上質」な中古車や、ハーレーダビッドソンの人気モデルなどを多数取り揃えている。
原付からビッグバイクまで地域最大級の幅広い在庫力から「欲しいバイクが必ず見つかる」を合言葉に、多くのファンを獲得しているのだ。
そして品質面では”上質主義”というスローガンを各店共通で掲げており、取り扱う車両はもとより、スタッフのサービスまで上質なものとし、お客様に品質・接客まで満足してもらえるよう「お客様に気持ちよいサービス」の実践を日々努めている。
とくに中古車の品質についてはいえば、中四国地域以外でも力を入れており、「上質主義」のもと専属スタッフが車両の品質を厳しく見定め入荷をしているのも同社の特徴のひとつといえるだろう。
その小笠原オートショップでは現在メカニック・セールススタッフを募集しているということで、実際に同店に訪れ、企業の特徴となる待遇面や社風、さらには現在在籍するスタッフに実際の業務ややりがいなどを伺ってきた。
2階にある国内メーカーの新車コーナー。壁面の色が、各メーカーのシンボルカラーになっていることが分かる。最新新車と人気定番の中古車が一度に確認できるのが同店の大きな強みといえる。
バイクの販売は、バイクの整備・メカニックの視点からの車両情報を正確に伝えて、お客様への安心安全の納得購入へとつながる。そのため同社では、「メカニック兼セールス」として各店では接客対応をしている。車両を通じてすべてのノウハウを習得できる制度と設備・環境が整っているのだ
小笠原オートショップ(Oh!バイク直販センター本部)のスタッフ。現在小笠原オートショップでは5拠点を展開しており、同店内スタッフだけでなく各店舗同士のつながりも深くアットホームな雰囲気も特徴のひとつだ。
”バイクが好き” ”バイクに興味がある”という人には小笠原オートショップはこの上ない職場環境といえる。ベテランの先輩スタッフたちも親身になって色々と教えてくれるので未経験者でも安心して成長できる。
広島を中心に中・四国エリアのライダーたちのバイクライフを支えてきた小笠原オートショップ。安定した業績の背景、さらには在籍するスタッフの特徴やメリットなどを、同社の魅力を小笠原オートショップ本部の永井信行さんに伺った。
永井さん:小笠原オートショップは古くから続くバイクショップとして、幅広い層のお客様に愛されてきました。現在は本店機能を持つ本部、西支店、東雲店、呉店、そして愛媛県下で最大規模を誇る四国店、さらにハーレーダビッドソンを中心に輸入車を取り扱うO・H・V(本部内)があります。
中古車の買取や入荷については、当社のモットーでもある「上質主義」を基準に、これまで中国地方を中心に行ってきたものを10年ほど前から地域をを拡大。これにより、より一層在庫車数を増やし、幅広いお客様のニーズに応えることができるようになりました。
小笠原オートショップに入社されたスタッフに対しては、通例としてまずはメカニックサービスとして活躍してもらいます。バイクのことをお客様に説明・販売することは、整備内容の裏付けに基づくことなので、しっかりと身に着けておく必要があるからです。
逆にいえば、販売専門のフロントサービススタッフという専任担当はいません。整備や修理を行う傍ら、接客業務も兼任してもらうのがスタッフの基本姿勢となります。
当社の制度として特徴的なのは、販売に応じ手当を支給していることが挙げられます。
スタッフの販売した台数に応じて報酬が得られること、さらにお客様に保険の加入をしてもらえれば、その分に関しても手当・報酬が得られる体制になっています。
つまり、販売台数や保険の加入などが増えるほど、その分月給にプラスして営業手当・報酬も追加で積み重なる仕組みになっていて、実際に年収600万円以上となるスタッフも多数在籍しています。
スタッフ同士の仲も良く、未経験者であっても先輩たちが教えてくれるので不安はないと思います。また会社が社員向けに家族ぐるみで楽しんでもらえるようなイベントなども開催しておりアットホームな社風も特徴ですね。
できれば大型自動二輪免許をお持ちの方を希望しますが、とにかくバイクが好きで、バイク関係の仕事がしたいと思っている方は一度応募してみてほしいです。
小笠原オートショップは中四国最大級のグループ店であることから、規律やルールを求める文化があると思う。しかし裏を返せば、お客様の満足度にも通じているものであり、何よりもスタッフの報酬に還元されているということを永井さんの話から伺うことができた。
車両の整備から販売まで一人がすべてを行うということは、お客様とのつながりも2倍以上となり、報酬はもちろん、それは大きなやりがいにつながっているから興味深い。何よりも俄然やる気が湧いてくるだろう。
独自のルールでスタッフ一人ひとりが多くの経験をし、成長・キャリアアップにしていることは間違いない。バイク好きが身を寄せる場所としての魅力のほか、いろいろな制度・仕組みがやりがい・やる気につながっているのだ。
常時500台以上の車両を展示する「BVCバイク査定センター四国」。新車から人気定番の中古車、旧車まで幅広く取り揃えられている。さらに社員寮も用意されているので、Uターン就職や新天地での就職を考えている遠方の方も安心して業務ができる環境となっている。
四国店は中四国最大級の在庫量で、かつ徹底した上質主義を追及している。またグループ共通のサービスとして販売・買取に際して「友達を紹介する」とお得になるオリジナル特典も充実。独自の店舗展開と、顧客サービスでユーザーのファン化を実現しているのだ。
新しい仕事、職場に就く際には不安を抱くことが誰でもある。それは先輩スタッフたちも皆同様だったはず。そこで、ここからは現在「小笠原オートショップ」に実際に在籍するスタッフに入社前に考えていたことや実際に働いてみて感じたことや当初とのギャップ、さらにどのような人にこの職場に向いているのかなど、日々の業務で体感している具体的を語ってもらった。
バイク好き&バイクいじりが好きだったという高下大輝さんは、整備士専門学校を卒業し新卒入社として小笠原オートショップに在籍している。
高下さん:私は子どもの頃から工具を使うことが好きで、自転車の整備や修理などを自分で行ってきました。その頃からぼんやりとバイクショップで働きたい、そう考えていました。
18歳の時に小笠原オートショップでバイクを購入していたことが、入社のきっかけであったことと、整備の技術を身に着けるため自動車整備の専門学校に通っていたことなどから、新卒で小笠原オートショップに入社することを決めました。
入社したのは9年前のことになります。その当時に比べて、作業スケジュールや休暇、給与体系など、さまざまな面において勤務条件も変化し、正直、職場環境はかなりよくなりましたね。
イメージしていたことと、実際に働いてみて感じたギャップに関していえば、”メカニックで入ったのにセールスも担当するのか”と少し不安にはなりました。性格的に対人接客があまり得意ではなかったので、最初は戸惑う部分は確かにありました。ですが、そもそもお客様も同じバイク好きで「バイクが欲しいと思い来店されている」ので、「自分と同じ趣味の人たち」ということで、商談するうちにバイクを通じて、おのずと話も弾みことが多く、今では接客も得意になりました。
それと工具好きだと言いましたが、仕事時間以外には会社の設備・工具などを使って自分のバイクをいじることができるのもここで働く大きなメリットだと感じています。
スタッフ同士の人間関係もよく、販売や車検、保険などで得られるさまざまなプラスの手当もとてもやる気・やりがいにつながっています。改めてバイク好きにとって、とてもよい職場環境だと思いますよ。
18歳で入社され、約30年間小笠原オートショップとともに人生を歩んできた大前壽志さん。現在では小笠原オートショップ本部の店長として手腕を振るう。
大前さん:子どもの頃からバイクが好きで、大人になったらバイクショップで働こうと考えて工業高校に通い整備士免許も取得していました。そんな中、父親が市内で営んでいた自動車販売店のお客様だった方が、偶然にも小笠原オートショップのスタッフで、そのご縁もあって小笠原オートショップに入社しました。
それは27、28年前のことなので、いまとは社会もバイク業界の労働環境もずいぶん違っていましたね。小笠原オートショップに身を置いて、経験してきたことからいえるのは、当社も時代の変化とともに労働環境がよくなり、とても働きやすくなったということです。
とくに当時と比べれば給与面においても格段によくなりましたし、年間の休暇日数も増えました。
もちろん仕事ですので楽しいことだけではないですが、「バイクが好きという共通項」があれば、きっとどどんな課題でも乗り越えられると思います。
そのために当社ではお客様に誠実・正確・安心安全に接客できるよう、一件ごとの作業スケジュール時間にゆとりをもって進められるように取り組んでいます。日常業務もあまり積み込まないようにしているので、一般的なバイクショップと比べて、接客や整備・販売、保険などもお客様目線でじっくりと対応ができ、業務を正確に覚える=お客様満足度の獲得ができると思います。
一度業務内容を覚えてしまえば、あとは無理をしないペースで業務に取り組むことができ、きっと思っているよりも仕事は楽しいと感じてもらえますはず。なによりも自分のお客様ができると、さらにやりがいと楽しさが増えますね。
これは社風というか文化的なところかもしれませんが、小笠原オートショップは職場環境と雰囲気がよいので、きっと居心地よく成長とキャリアアップができ、入社いただければすぐに一人前のプロのスタッフになれるはずです。
JOBIKE編集部より
今回、小笠原オートショップの取材を通じて感じたことは、スタッフ一人ひとりがしっかりとしたモチベーションを持っており、それが原動力となって小笠原オートショップという企業の「お客様の満足度」を高めている、ということだった。
実際のところ日本中を見渡しても、これほどの規模を誇るバイクショップグループというのは希有であり、それでいながらも設備・環境の良さはもちろん企業的な規律・文化、アットホームな雰囲気が感じられたのである。
この絶妙な空気感というか雰囲気は、自分自身が”働いてみたい”と思ってしまうような優しさがあるように思えるものだった。
そして待遇面に関してもかなり良いと思える。月給と固定残業代を合わせると25万円近くなり、それ以外に販売や車検、保険、などで追加される歩合がある。退職金もあるほか、家族手当や単身赴任手当なども用意されている。
整備士や検査員資格を所有していると手当がつき、その資格を得るためのサポートも万全だ。これまでに様々なバイクショップの求人記事を作ってきたが、その中でも手厚い待遇であることに違いない。
中四国エリアに在住でバイク業界に身を置きたいと考えている方はもちろん、県外からの応募もお勧めできるバイクショップとなっている。
JOBIKE編集部より