親子3代に愛され続けるショップが、母体となるカワサキブランド専門店

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県内を代表するカワサキプラザは、働きやすさと高待遇が魅力のショップ

取材協力:カワサキプラザ前橋  取材:沼尾 宏明

掲載日:2023/09/27

 群馬県の県庁所在地であり、赤城山などの自然にも恵まれた前橋市。「カワサキプラザ前橋」は、この地で長年にわたって愛されてきた老舗を母体とするショップだ。群馬県におけるカワサキプラザ1号店であり、スタイリッシュ且つ和やかな職場雰囲気の中、高品質なサービスを提供している。お客様の満足度をより一段と高めるべく、新戦力のサービスマンを募集する。


カワサキプラザ前橋 代表インタビュー

より良いサービスと働きやすい環境を目指すため、即戦力となる方を求めている

  • カワサキプラザ前橋の長井孝志ゼネラルマネージャー(1964年生まれ)。バイクに乗り始めた頃からのカワサキ好きで、現在も名機750RS(Z2)を所有する。

  • 還暦間近ながらイベントでサーキット走行やモトクロスを楽しむ長井さん。仲間でもあるお客様とプライベートでもバイクを満喫している。

大型バイクに強く、ショップイベントも盛ん。他県からも多数のお客様が訪れる

401cc以上を含むカワサキの全ラインナップを扱うカワサキプラザ前橋。その前身は、1988年にオープンしたカワサキ正規取扱店の「カワサキファクトリースカイロード」だ。当時から現在まで35年にわたって通い続けるお客様も多い。さらに群馬県内のみならず、長野や新潟など他県から来店するお客様も少なくないという。近年、Z900RSやNinjaシリーズが大人気を博し、県内の有力バイクショップとして業績が上向き続けている。これまでの道のりやショップの特徴、そして今後の展望について、ゼネラルマネージャーの長井孝志氏にお話しをじっくり伺った。

カワサキプラザ前橋 ゼネラルマネージャー 長井 孝志さん:
 
お店を始める前はカワサキモータースジャパンの前身であるカワサキオートバイ販売に勤務し、サービスマンや営業を担当していました。当時から独立を考えており1988年に念願叶って、カワサキファクトリースカイロードを前橋市にオープンすることになりました。右も左もわからないままのスタートでしたが、当時はバイク人口も多く順調に成長することができました。大型バイクや逆輸入車に強いのが特色だったので、カワサキプラザ店への移行もかなりスムーズでした。

 カワサキプラザ前橋としては、2018年のオープンから5年目を迎えました。以前のお店からお付き合いのあるお客様も多く中には親子二代、三代と通って下さる方もいらっしゃいます。当店は独自のイベントを積極的に実施しているのが特徴で、サーキット走行会やオフロード練習会、ツーリングなどを年に10回ほど行って、お客様とスタッフが一緒に楽しんでいます。カワサキプラザ店はオンロード系に強いショップが主流ですが、当店ではオフロードも得意です。オフ好きなスタッフが多く、様々な遊び方をお客様に提供しています。社内の雰囲気はひとことで言うと「のんびりムード」。社員同士でツーリングなど遊びに行ったりすることもあります。

“考えて修理ができる”二級整備士が欲しい。週休2日制の導入も検討中

 今回、募集するのはサービスマン(メカニック)の方。二輪、四輪を問わず二級以上の整備士免許を持っている方に来て頂きたいです。仕事でも何でも前向きに取り組める人であれば全然活躍できると思います。前職が他メーカーのディーラーや四輪のサービスマンだったとしてもメーカー講習が充実しているため、カワサキの歴史やプラザならではの仕事の進め方などを学べるのも安心です。私は修理に関して「考えることが重要」と捉えています。修理には同じ作業がありません。今は診断機を使う場合が多いのですが、故障原因がわからないことも多々あります。こうした時に一回一回どうやって直すのかを考えて、修理作業に着手するプロセスが必要となってきます。

 また求めるスキルとして、お客様とのコミュニケーション能力がある方が望ましいです。サービスマンもお客様に納車時の説明と操作方法を説明する機会がありますし、イベントでお客様と触れ合う場面も良くあります。将来的にはお客様にもスタッフに対しても、より良いお店でありたい。そのためにも人員の増強が必要です。現在8名のスタッフが在籍しており、その内サービスマンは4名で、多忙な土日でもしっかりお客様に“心のこもった”サービスをお届けするため、より人員層を充実させたいと思っています。また現在は毎週月曜と第2火曜、第3日曜が休日ですが、スタッフが増えれば仕事を分散できるため、「週休2日制」を導入することが可能となります。オープン当初からは店舗運営も落ち着いてきたので、お客様に寄り添ったサービスと社員にとって働きやすい環境を提供していきたいです。

ショップ紹介

残業がほぼ無く、手当も充実。
優良で和やかな職場雰囲気が魅力

  • 爽やかな香りに包まれた上質なショールーム。1階と2階の展示スペースにカワサキのラインナップが展示される。車両間隔にゆとりがあり、余裕あるショールームスペース。

  • 2階はNinja H2 SXやZX-10Rなどのフルカウル系モデルを中心に展示。ゆっくりとお目当てのバイクを見るのに最適な空間

 カワサキプラザ前橋は関越自動車道の前橋インターからバイク(車)で約6分という好立地に構えている。国内のカワサキモーターサイクルの全ラインナップを扱うカワサキプラザは店舗数が限られており、同店は長野や新潟など広域をカバーしている。カワサキプラザ店は全国どこでも高級感のある雰囲気と充実のサービスが受けられるが、やはり経営者によって各店の“個性”は出る。カワサキプラザ前橋の長井ゼネラルマネージャーは経営者であり店長(いわゆるオーナー店長)なので、お客様と触れ合いながら現状に即したショップ運営をができるのが強みである。充実したショップ主催のイベントやオフ系が得意なのも同店の個性だが、スタッフの待遇改善に意欲的なのも特徴だ。
 まず残業が少ない。平均残業時間が月12時間。定時の19時になるとスタッフは片づけを始めて退社していくという。さらに各種手当が充実していることに驚いた。整備士手当をはじめ、検査員手当、残業手当があるのは珍しくないものの、昼食費の補助として食事手当、配偶者と子供に応じて支給される家族手当、決算前に売上に応じて臨時賞与を与える決算手当まである。昇給は年1回、賞与は年2回(4ヶ月分)、勤続3年以上で退職金制度もある。またバイクや車での通勤が多いため、通勤費は1か月あたり2万円まで支給。こうした福利厚生は各カワサキプラザ店によって違いがあり、前述のとおり今後は週休2日制の導入も検討している。

  • 正面入り口の奥に長いテーブルのフロントを設置。広いショールームではお客様に寄り添った様々な相談を行う。店舗左手には商談や契約などを行うスペースもある。

  • 専任のコンシェルジュがモーターサイクルのあるライフスタイルを提案するカワサキプラザ。フィッティングルームが用意される他、カワサキプラザでしか入手できないグッズアイテムも数多い。

  • 階段途中の踊り場には、馴染みのお客様が製作してくれた精巧なバイク模型の数々が置かれている。お客様に愛されるショップの証と言える。

  • 広く整然とした工場に5台のリフトを完備する。設備、工具はまさに充実の一言。また冷暖房も完備されていて働きやすい環境。

  • サービス工場は設備や技術などの厳しい審査に合格した指定工場。検査ラインを持ち民間車検を行うことができる。サービスマンは全員二級整備士の資格を取得し、4名中3名が検査員の資格を所有している。

 今回、募集するのはサービスマン。同店は全国的にも少ない二輪の指定工場で二級整備士以上の資格保持者を求める。なお採用プロセスでは面接の後、現場体験を2日実施することもある。またサービスマンは工場で黙々と作業しているイメージがあるが、同店ではお客様と触れ合う機会があって必然的にコミュニケーションが求められてくる。応募条件は、二輪・四輪を問わず「二級整備士以上」と限られるが、働きやすい職場とやりがいのある仕事が待っている。ちなみに必ずしもカワサキ好きである必要はないとのことだ。アンチ(カワサキ)の方でも「カワサキの長所、短所が良くわかる」利点もある。「自分の手でカワサキのバイクに触れることで、徐々にカワサキ好きになってくれるのが理想」と長井ゼネラルマネージャーは言う。実に大らかで、そして懐深い考えといえる。

スタッフインタビュー

   

理想のライフスタイルを求めて一念発起。
夢を実現して、幸せの家庭を築く

2020年に入社して4年目を迎えた平林 強さん。同店のサービスマンとしては中堅どころのポジション。モトクロッサーのKXやエストレアを所有し、息子さんもニンジャ400を所有するという。バイクに対する想いは人一倍強く、熱い。

     

別メーカーの販売店からの転職も、違和感なく馴染むことができました

平林さんは入社4年目のカワサキテクニシャン(サービスマン)。海外バイクメーカーのディーラーに13年勤務し、2020年にカワサキプラザ前橋へ転職した経歴を持つ。他メーカーを扱うディラーとカワサキプラザとの違いをはじめ、どんな日々を送っているのか伺った。

平林 強さん(2020年入社):外国車ディーラーに勤める前は、5年ほど別の業界で設計の仕事をしていました。設計の会社を辞めた後、自分の好きなことを仕事にしたいと思い整備の専門学校に通い資格を取りました。まだ20代でしたしバイクに乗ることも整備することも好きだったので、思い切って飛び込んだ形です。13年勤務した前職から転職しようと思ったのはプライベートでオフロードにどんどん夢中になってしまったことと、他メーカーのバイクにも触れたくなったことが主な理由です。
 そんな矢先に同店(カワサキプラザ前橋)の求人を見て迷わず応募しました。国産メーカーでオフも得意なブランドと言えばカワサキというイメージがありましたので。また私は前橋在住なので以前から前身の店舗(カワサキファクトリースカイロード)の存在は知っていました。現在は以前よりも仕事と趣味が直結し、本当に充実した生活を送っています。仕事のメインは修理の他、車検などの点検作業となります。入社後に検査員の資格を取得したのですが、講習に通うため会社が仕事のスケジュールを調整してくれました。今、整備士手当に加えて、検査員手当も支給されています。
 
 サービスマンは私を含めて4名で20代、40代、50代が2名。和気あいあいと、雑談なども交えながらサービス業務に努めています。同店と前職を比べてみると仕事面では、特に大きな違いは無いと感じました。細かいところは異なりますが、同じバイクという乗り物なので違和感は少なかったです。ただ伝票処理や部品発注などのシステムは全く違うので最初は戸惑いましたが、カワサキプラザではメーカー講習や研修があるので直ぐにに慣れていきました。そして待遇面も前職より良くなりました。給与が増えて休みも増えたのでとても満足しています。私は既婚で子供が1人いますが、休日も子供と遊べて一緒にリフレッシュ出来ています。働きやすい職場だと思います。
 応募を考えている人にアドバイスするとしたら、“あまり身構えないで来て下さい”と言いたいですね。新しい職場に来ることは誰でも緊張すると思いますが、同店は雰囲気も大らかですし、“安心して来て下さい”と言いたいです。

  • ガラス張りのサービス工場は開放感がある造り。必要な工具や設備は随時、店舗が揃えてくれる上に冷暖房付きと整備作業に集中できる環境だ。

  • サービスマンも納車時の説明やイベントなどで、お客様と話す機会は多い。整備の技術はもちろん、コミュニケーションも求められる。

  • 同店が開催したモトクロスバイク講習会。お客様にオフの遊び方を提供しながら、スタッフも一緒になって楽しむイベントが大好評。

  • カワサキテクニシャンの平林さんも休日は榛名や川越で、趣味のオフロードバイクを楽しんでいる。

「バイクの整備士は将来設計が不安」と考えている人も多いかもしれないが、平林さんはしっかりと家族との時間をつくり、仕事もプライベートも充実している。"生活には全く不安がないです”と話すとおり、同店ではサービスマンとして一生の仕事として続けられるだろう。

JOBIKE編集部より

 カワサキプラザ前橋のスタッフは全員がしっかり休んで、プライベートでもバイクを満喫している。バイクショップなのだから当たり前のことかもしれないが、中には意外とバイクを楽しんでいないショップやスタッフが存在するのが実状だ。同店のように遊びと仕事が直結している環境では、モチベーションを維持出来てやりがいも高いと思う。中でも経営者であり店長でもある長井ゼネラルマネージャーは、休日でも友人やお客様とバイク遊びするほどバイクとの距離が近い。取材中も「バイクが好きでバイクショップを始めたんだろうな」と何度も思わされた。それに加えて手厚い福利厚生が用意され、週休2日制まで検討中というスタッフ思いの点も印象的だった。

 職場環境、給与、待遇、どれをとっても充実している。そして、ゼネラルマネージャーの長井さん自身が、何よりバイクを楽しんでいる。大好きなバイクを一生の仕事としたいならば、同店に応募しない理由は無いと言える。

JOBIKE編集部より

ショップインフォメーション

カワサキプラザ前橋

〒371-0855
群馬県前橋市問屋町1-1-5
電話:027-289-0398
営業時間: 10:00 - 19:00
定休日 : 月曜日、第2火曜日、第3日曜日
HP : https://www.kawasaki-motors.com/ja-jp/plaza-store/maebashi/
EMAIL : maebashi@kawasaki-plaza.net

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