取材協力:株式会社 Moto-UP 取材:小川勤
掲載日:2026/08/24
Moto-UPグループは、通信事業をはじめ教育、飲食、不動産など多彩な事業を展開する株式会社P-UP Worldの、バイク事業を担う部門だ。安定した経営基盤を持ちながら、ホンダドリーム足立・王子・千葉中央を運営。さらにMoto-UP岩槻本店を運営しつつ、P-UP Worldとしてドゥカティ埼玉ウエストを運営している。レース活動も行っており、レース好きの方なら全日本ロードレースを走るライダーのレザースーツやマシンにP-UP Worldのロゴを見たことがあるはずだ。
圧倒的な在庫量と確かな販売力からくる安定感とレース活動への挑戦・サポートが両立する、心躍る刺激的な職場をご紹介する。

Moto-UP取締役 長瀬文緒さん(52歳)。Moto-UPの前身であるオートショップスガハラ時代から、ホンダ一筋。現在はMoto-UPグループのバイク事業を統括する一方で、フルカスタムされたCBR1000RR-Rを駆る。
「バイクを仕事にしたい」と思っていても、興味を抱いた場所が “将来も安心して働ける会社なのだろうか” と考える人は少なくない。取締役の長瀬さんに、Moto-UPという会社が目指す姿と、求職者に伝えたいことを聞いた。
長瀬さん:母体であるP-UP Worldは通信事業をはじめ様々な事業を展開していますが、Moto-UPグループの現場は完全にバイク事業として動いています。ホンダドリーム足立・王子・千葉中央を中心に、Moto-UP岩槻本店、ドゥカティ埼玉ウエストのグループ5店舗にて、販売だけでなくレースやカスタム、イベントまで含めた“バイク文化”を事業として育てています。
弊社の代表である中込正典は元レーサーでもあり、現在も数多くのライダーやチームにサポートを行っています。2025年の全日本ロードST1000クラスの羽田太河も弊社の社員ですし、元ライダーのスタッフもいます。若手ライダーの登竜門であるMotoMini Japanシリーズもサポートしており、『若いライダーを育てたい、日本からもっとMotoGPライダーを送り出したい』という思いが強いのが、弊社の特徴です。
販売スタッフもメカニックも、「バイクに触れ、走り、感じたことをお客様に伝える」それがMoto-UPの接客の基本姿勢だ。長瀬さんが力を込めて話していたのが、スタッフの“体験”を大切にする文化だった。
長瀬さん:会社のレンタルバイクや登録車両は、勉強のためなら乗っていいようにしています。スペックはカタログで覚えられます。でも実際に乗って、『このバイクはここが楽しい』『夏はここが熱い』『ツーリングではこう感じた』という経験は、自分で乗らないと話すことができません。ホンダにはEクラッチやDCTといった独自の機構がありますが、やはり乗らないとその良さはわかりません。知識だけじゃなく、経験を持ったスタッフになってほしい。その方がお客様にも伝わると思うのです。また、新しいバイクに乗ったり、押し引きしたりすることによって自然とバイクの良い状態を知ることになります。良い状態を知っていると、お客様のバイク不調に気が付きやすくなり、整備提案によってお店の整備収益が増えることはもちろん、安全な状態のバイクを維持することでお客様の満足度向上にも繋がるのです。
ホンダドリームとしての販売、点検や車検はもちろん、その気になれば一般整備だけではないレースにまつわる経験を積むことができます。ホンダドリーム3店は全てHRCショップでありレース車両にも触れられるため、サービスとして成長したい人にはかなり面白い環境です。希望があれば店舗間の異動も可能ですし、通常のバイク屋さんとしての業務はもちろん、幅広い経験ができると思います。また、各店舗共に豊富な在庫を保有し、たくさんのお客様に支えられ販売も好調です。接客販売の機会が多いので、セールスの方も多くの経験とスキルを得られると思います。
長瀬さん:今回は、セールスとメカニックの募集です。どの仕事もアルバイト/正社員を問わず採用を考えています。経験者はもちろん歓迎ですが、未経験でも大丈夫です。近年はバイク業界の働き方も変わってきていますが、当社も現在は完全週休2日制で、火曜・水曜の連休になっています。男性の育休取得実績もあり、私生活と仕事を両立できる環境づくりをさらに進めています。将来的には資格取得や研修支援などもさらに充実させたいと考えているので、ぜひ門を叩いてみてください。

ホンダドリーム足立の皆さん。ベテランスタッフが多く、経験豊富な転職希望者にとっても学びの多い環境だ。
長瀬さん:求めるのは、“好き”を届けられる人。やはりバイク好きな方に来ていただけると嬉しいですね。でも、好きなだけじゃ商売にはなりません。その好きという気持ちを、お客様に伝えられる方。『このバイクって本当にいいですよ』と、自分の言葉で話せる方に来てほしいです。また、頑張って成果を出したスタッフにはしっかりと賞与を出しています。きちんと数値化した評価をしているため、頑張ったらその分、給与も賞与も上がります。
夜遅くまで仕事をしていることが重要ではありません。利益を上げて会社に貢献する。例えば、サービスであれば、お客様からオーダーのあった作業のみを行うのでなく、いかに気がつけるか、提案できるかが大切です。効率よく、自分の仕事を作っていくことが成長にもつながるのです。保証期間内にトラブルなどを発見してお客様に事前に伝える等、こういった気遣いがホンダドリームの仕事だとも思います。
“好き”を仕事にするだけではなく、その頑張りが評価され、キャリアとして積み重なっていく。Moto-UPにはそんな環境が広がっている。

ホンダドリーム王子、下口健治店長(45歳)。30歳の時に入社し、勤続15年以上のベテランだ。現在は店長として、働きやすい職場環境の構築を進めている。
ホンダドリーム王子の前身はバイクショップ&レーシングチームであるオートショップスガハラ。ハニービーというチームでレース活動も行っていた老舗である。店長の下口さんは、オートショップスガハラ時代からキャリアを積んできた。入社のきっかけは、レースが好きだったから。実際に働いてみると、レースだけでなく、お客様を第一に考える姿勢や店舗の評判の理由を肌で感じ、多くのことを学んできた。
下口店長:昔と比べて、現在の働く環境は大きく変わっており、スタッフが長く働ける環境になっていると思います。効率的に仕事を進めて無理な残業をしない体制はもちろん、育休制度など家庭との両立を実現する社内制度もあります。私は店長という立場ではありますが、実は私自身も育休を取得したことがあり、休んでいる間は店舗のみんなに負担をかけたとおもいますが、『気にせず行ってきてください』と送り出してくれました。その言葉がとてもありがたかったこともあり、今度は自分が支える側になりたいと考えています。これから他のスタッフが同じような状況になったら、自分も同じように背中を押してあげたいですね。
下口店長:ホンダドリーム王子では月に一度スタッフミーティングを行い、業務改善や働きやすさについて意見を出し合う時間を設けています。一人ひとりの声を取り入れながら、より良い職場づくりを進めています。給与に関しては、目標を達成すれば、給与や賞与にもきちんと反映されます。頑張った分だけ評価される実感があるので、やりがいを感じてもらえると思います。
一緒に働きたいのは『誠実な人』です。経験よりも大切なのは、お客様や仲間に誠実に向き合えること。技術や知識は入社してから身につけられますからね。

ホンダドリーム王子の面々。気さくなスタッフが働きやすい環境を整えている。
バイクが好きという気持ちはもちろん大切。しかし、それだけではなく、仲間を思いやり、お客様に誠実に向き合える人が、この職場では長く活躍できる。そんな温かな社風が、下口店長の言葉から伝わってきた。

ホンダドリーム千葉中央、セールス大須賀誠一さん(37歳)。一言一言に力が漲り、心からバイクと仕事を楽しんでいることが伝わってくる。
ホンダドリーム千葉中央でセールスを担当する大須賀さんは、趣味を仕事とし、それが最高に幸せだと笑顔で表現する。バイクの解体業を経てホンダドリーム千葉中央へ転職。サービススタッフを経験し、現在はセールススタッフとして活躍している。整備士資格を持つセールスだからこそ、メカニックの視点も交えた提案ができるのが強みだ。
大須賀さん:セールスになってもバイクを触らなくなるわけではありません。今でも納車整備をしますし、サービスとしての知識がお客様への提案にも役立っています。例えば、『もっと乗りやすくしたい』『ツーリングを快適にしたい』といった漠然とした相談を受けたときも、自身の経験をもとに最適なパーツやカスタムを提案する。その提案がお客様の期待以上の結果につながり、ありがとうと笑顔で言ってもらえた瞬間が、この仕事の一番のやりがいです。
千葉中央店はグループ他店と同じく豊富な在庫を抱え、広々とした店内でゆっくりと車両を見てもらえます。おかげさまでお客様に恵まれ、業績も良好。ご来店客数がとても多く販売台数も多いので仕事自体は忙しいですが、お客様が喜んでくださる姿に何度も救われています。
大須賀さん:Moto-UPならではの魅力は、スタッフ自身がバイクを楽しめる環境でもあること。会社の車両でお客様と一緒にサーキット走行会へ参加するなど、実際にバイクを楽しみながら知識や経験を深めることができます。また、休日には店舗ツーリングも開催し、お客様と一緒にルートづくりをすることもあります。
スタッフはみんな本当にバイクが好きで、仕事の話だけじゃなく自然とバイク談義が始まるような雰囲気です。これまでの経験よりも、まずはバイクが好きな方に来ていただきたいですね。その気持ちさえあれば、お客様ともスタッフとも楽しさを共有することができると思います。

ホンダドリーム千葉中央の明るい店内と明るいスタッフ。話をするほどに「このショップは自然とバイクが売れるだろう」というのが肌感として伝わってくる。
ホンダドリーム千葉中央の店舗全体に漂う前向きな空気も、この店の魅力だ。バイク好きのスタッフが、お客様と一緒にバイクライフを楽しむ。その輪が広がることで、お客様同士の交流も生まれ、新たなお客様を呼ぶ好循環ができているのだろう。
JOBIKE編集部より
仕事は“好き”なだけでは続けられない…。
給与や時間、私生活との両立。好きな仕事でも何かを削らなければならない環境だと続かない現実がある。しかし、P-UP Worldを母体に持つMoto-UPグループには、安定した経営基盤を持ちながら、ホンダドリーム3店舗、Moto-UP岩槻本店、ドゥカティ埼玉ウエスト、そしてレース活動など、バイク好きの多くが心躍る環境が広がっている。大きなグループだからこそ可能な圧倒的な在庫量は、それだけでカスタマーサービスに繋がるし、店舗の多さは情報収集のスピード感に直結する。また、結果が求められるレース活動は、スキル向上の最速ルートである。
長瀬さんは“好き”を仕事として長く続けられる環境を語り、下口店長は仲間と支え合う文化を話し、大須賀さんはお客様と一緒にバイクを楽しむやりがいを笑顔で伝えてくれた。待遇、働きやすさ、そして仕事の楽しさ。Moto-UPグループはそのすべてを充実させることを目指している。バイク業界で長く活躍したい人にとって、有力な選択肢の一つになることは間違いない。
JOBIKE編集部より