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2022年オープンの新進気鋭:モトビバーチェ
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求めているのは一緒にお店を作っていく仲間

取材協力:モトビバーチェ 取材:淺倉恵介

掲載日:2023/02/27

首都圏の大動脈のひとつ、国道16号線に面した便利な土地に、2022年新しくオープンしたMoto Vivace(モトビバーチェ)。
Vivaceとは、イタリア語で“活気がある”といった意味合いの言葉。そんな店名がピッタリなフレッシュなバイクショップがスタッフを募集中だ。

モトビバーチェ代表インタビュー

中古バイク業界発展の立役者による新たな挑戦
 理想のバイクショップを目指す

  • モトビバーチェは、国道16号線にダイレクトに接していて、バイクや車でのアクセスは良好。最寄駅は西武新宿線の新狭山駅、徒歩ならば約10分。通勤にも便利な立地だ。

  • モトビバーチェ代表の渋井克有さんは、プライベートでもバイクが好き。休日に思い立つと、いきなり1,000km超のツーリングに出かけるほど。愛車はホンダCBR1000RR他。

「中古バイクを知り尽くした人物が、満を持して自らのショップをオープン」

—モトビバーチェは2022年にオープンしたばかりのバイクショップ。主に中古車販売を手がけ、修理や日常整備、カスタマイズも手がける地域密着型のバイク屋さんだ。
それだけならよくある“街のバイクショップ”なのだが、開店したばかりにもかかわらず「10年後には15店舗」という大きな目標を掲げている。
普通なら、目標は大きければ大きいほどいい……と片付けられてしまうところだが、絵空事とはいえないのが面白い。なぜなら、モトビバーチェ代表の渋井克有さんは、中古バイク業界最大手として知られるバイク王の立ち上げメンバーの一人なのだ。その手腕を存分に振るえば、実現の可能性は十分にある。
渋井さんは、何を考えてモトビバーチェをオープンしたのか? この先、どうビジネスを展開していくのか? 中古バイク業界のスペシャリストの横顔に迫る。



モトビバーチェ代表 渋井克有さん:私がバイク業界に飛び込んだのは、二十代半ばの頃です。もともと大のバイク好きですから、いずれバイクショップをやりたいと思っていたんです。そのためには色々な車種の知識が必要と考えて、中古バイクの買取店に就職しました。それが現在のバイク王の前身となった会社でした。買取の依頼があれば、それこそ日本中どこでも行きました。阪神大震災の直後に、被災された地方から依頼があって駆けつけたこともありましたね。

バイク王には30年近く在職し、大変お世話になりました。買取の仕事から始まって、人事や総務といったスタッフ部門も経験しましたし、最終的にはマネジメントに携わらせてもらいました。10人に満たないメンバーで始まった小さな会社が、従業員数1,000人を超える企業に成長し、東証で株式を公開するまでの全てを、リアルタイムで体験できたのは幸運だと思っています。ですが、自分の年齢を考えた時、何がやりたかったのかを思い返し、自分の理想とするバイクショップを目指してモトビバーチェをスタートさせたんです。

前職で良かった点のひとつに、取り扱いメーカーが固定していなかったことがあります。全てのバイクメーカーのあらゆる車種に触れて、その車種がどういったキャラクターなのかを知ることができました。それこそ、1日で何十台という車種に乗りましたからね。バイクそれぞれに特性やクセがあり、全ての車種に個性がある。広く浅くではありますけど、何千台という車種について知識を持てて、その魅力を知ることができました。自分にとって、大きな財産だと思っています。

モトビバーチェでは、新車も中古車も取り扱いますが、メインは中古車販売と買取です。車種は限定しません。あらゆるメーカーの、全てのモデルです。ただ、排気量のカテゴリーは、軽二輪から大型二輪を主にしています。在庫している中古車は“チョイ古”というか、モデルダウンしたばかりといった年式の車両が中心ですね。現在は新車が手に入りにくい状況ですし、最新モデルは中古車も高騰しています。少し前のモデルであれば性能も品質も十分に高いですし、手に入れやすい価格で提供することができますから。

在庫車両に傾向があるとすれば、自分で面白いと思えるバイクを仕入れているところでしょうか? 楽しく魅力あるバイクばかりを選んでいるつもりです。中古車を扱ってきた経験は多い方だと思いますし、程度の良し悪しを見分ける目はあると思っています。良い車両を揃えていると自負しています。

バイクショップですから、整備や修理も大切な仕事です。店舗には工具や機材、整備に必要なスペースも環境を整えました。カスタマイズも手がけていますが、ゴリゴリのフルチューンの依頼があったら他を紹介します。そうしたコネクションは持っていますし、私自身の本業はメカニックではありませんから、いわゆる“技術を売る”というようなおこがましいことは言えません。

私がモトビバーチェでやりたいのは、ユーザーの皆さんとバイクの楽しさを共有することなんです。自分自身バイクが大好きで、いろいろなバイク遊びを楽しんできました。だから、様々なバイクの遊び方を提案し、もっともっとバイクを楽しんでもらいたいんです。

  • 店内には人気車種を中心に在庫車両がズラリと並ぶ。メーカーやジャンルを問わず、高年式、低走行の程度の良い車両ばかりで、渋井さんの目利きの確かさがうかがえる。

  • KTMのスモールDUKEシリーズは、渋井さんのお気に入り車種のひとつ。自分で実際に走らせて楽しいと感じ、自信を持ってユーザーに勧められる車両を取り扱っている。

  • モトビバーチェで手がけたカスタム車両。ユーザーの要望に合わせてのコンプリート製作の他、パーツの持ち込み取り付けにも対応。カスタム好きが腕を振るえる職場だ。

  • モトビバーチェの今後や、バイクの未来について語る渋井さん。バイクに関する事柄なら話は尽きない。取材時も楽しいバイク談義に、多くの時間を費やしてしまった。

メカニックをはじめ全職種を募集、やりたいことを実現できる職場
  • 訪れたユーザーに応対する渋井さん、実に楽しそうに接客する姿が印象的。“魅力あるバイクだけを揃えている”というだけあり、ユーザーに自信をもって勧められるのだ。

  • 整備スペースは完備。店舗や車両保管場所とはしっかり分離され、十分な空間を確保している。工具類をはじめ、タイヤチェンジャーといった大型の機材も備えている。

  • 排気ガステスターなどの、認証工場に必要な機材も揃えられている。たとえコストがかかっても、仕事環境に必要なものは用意するというのが、渋井さんの考え方だ。

  • 整備で入庫していた車両を手がける渋井さん。自らはメカニックではないというが、バイクのメカニズムに関しての造詣は深い。知識量と経験値は膨大なものがある。

モトビバーチェをオープンさせたのは2022年6月。まだまだ始まったばかりですから、これから一緒にお店を作っていける人を募集しています。募集職種は営業、整備、事務……全部ですね。(笑) 今、一番欲しい人材はメカニックです。二級整備士の資格を持っている方なら、正社員として採用して条件面も優遇します。

まだまだ規模が小さいですから、足りないものだらけです。どの職種を希望されても、当面はいろいろな仕事をやってもらうことになります。“自分はメカニックだから接客はしない”というわけにはいきません。逆に営業や事務として入社した人に、整備を手伝ってもらうこともあるでしょう。

整備なら整備、営業なら営業と、本来の業務を優先はしますが、ある程度クロスオーバーする部分があると思ってください。また、どの職種であってもお客様とコミュニケーションを取ることは必須です。今の時代、ネットやSNSの発展でユーザーは手軽に情報を手に入れられます。ただ、その情報が個々のユーザーのバイクや、希望するサービス内容にマッチしているかは別です。バイクショップはプロとして、お客様が何を求めているのかを汲み取り、実践的で効果が高く、コストが低く済む提案をする必要がある。モトビバーチェでは、そうしたソフト面を充実させたいと考えています。

“なんでもやらされる”ではなくて、“なんでもやれる”と受け取ってもらえれば……と思います。こういう機材が必要だとか、こんなイベントがやりたいとか、どんどん希望を出して欲しいですね。なんでも希望を叶えるとは言えませんが、コストとマンパワーが許す限り実現します。

仕事ですから、必要最低限の成長はしなければいけないと考えてはいます。そうして得られた利益は、モトビバーチェで働いてもらう人に全て還元します。法人格をとっていますから、社会保険も完備しました。働く環境はしっかり整えているつもりです。福利厚生については、これから充実させていきます。あるアウトドアブランドでは、社員は一月に一度アウトドア活動をすることがルールになっていて、会社がそのサポートをしているそうです。モトビバーチェでも、そんな感じに社員のバイク遊びを後押しできる方法を考えているところです。

実現可能かは別として、会社としての目標は立てています。10年後には、モトビバーチェを15店舗まで拡大したい。ですから、一緒に会社を大きくして将来的には店舗を任せられる人に入社してもらえれば嬉しいです。ですが、独立を考えている人であっても、それはそれで会社として応援したい。やりがいを感じながら、楽しく働きたいですよね。モトビバーチェは店名なんです。運営する法人名は別にあって、社名は「株式会社 明るく楽しく」。いつも笑っていたい、そう考えて作った会社なんです。


—第二次バイクブームとも言われる昨今。コロナ禍や不安定な世界情勢の影響で新車の供給が滞り、中古バイクの需要は以前にもまして高い。そうした状況の中で渋井さんが目指すのは、ユーザーとショップがWin Winの関係を築ける店作りだ。その恩恵を受ける中にスタッフも含まれている。バイク業界で働くことを志す人なら、また現在バイク業界に身を置きながら疑問を感じているなら、一度渋井さんと話してみるといいだろう。その価値はある。

JOBIKE編集部より

最初に「10年後に15店舗」が目標と聞かされ、失礼ながら眉唾ものだと感じたのは事実。モトビバーチェがオープンしてから一年も経っておらず、渋井さん本人も認めているのだが、現在のところ軌道に乗っているわけではないだろう。ただし、需要という面では中古バイクには大きな可能性があるし、渋井さんには前職で大きな仕事を成功させてきたキャリアとスキルがある。話を聞いているうちに、この人ならばやり遂げてしまうのだろうと思うようになった。

また、渋井さんにとってのビジネスは、利益の追求が目的ではないとも感じた。もちろん仕事である以上、利益は必要との認識はしっかりとある。条件面を聞いたところ、給与面を含めかなりの高待遇と感じた。スタッフがやる気を出せなければ、仕事は上手く回らないとの考えはあるだろう。だがそれ以上に、コストを惜しんで小金を溜め込むのではなく、その分を投資に費いビジネスの拡大を狙う思考が強い。会社が成長していくことに、魅力を感じるタイプの経営者との印象を受けた。

バイク王では、かなり重要なポストに就いていたのだから、それなりの収入も得ていたはずだ。安定した地位とインカムを捨て、一からビジネスを立ち上げるというのはなかなか出来ることではない。仕事が好きでたまらないのだろう。この人と共に働くことは、大変な面があるかもしれない。なにしろ、パワーとバイタリティが並ではない。だが、毎日が退屈に感じることはないはずだ。仕事にダイナミズムを求めるのであれば、モトビバーチェは十分に魅力的な職場になるはずだ。

JOBIKE編集部より

ショップインフォメーション

株式会社明るく楽しく

〒350-1331
埼玉県狭山市新狭山2-19-10
電話:04-2937-6532
営業時間:11:00~19:00
定休日 : 毎週水曜日、木曜日
HP : https://www.moto-vivace.com/
EMAIL : motorcyclemotovivace@gmail.com

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