
特集
記事クリーンな職場環境を提供する、世界に認められたプレミアムディーラー
取材協力:ライダースクラブ 取材:小松 男
掲載日:2023/03/14
ドゥカティとカワサキの正規ディーラーを運営するライダースクラブ。どちらの店舗もバイクショップとは思えないプレミアムブランドならではの素敵な空間で纏められており、バイクを求めてきたお客様が高い満足度を得られることはもとより、在籍するスタッフも気持ち良い環境で働くことができるのだ。
ライダースクラブ代表インタビュー
1985年創業の老舗ショップは
バイク屋からモーターサイクルディーラーへ昇華
「目指したのは、時代が求めているモーターサイクルディーラー」
————千葉のライダースクラブと言えば、老舗バイクショップとして有名な名門だ。以前私はドゥカティ専門誌を手掛けていたことがあり、その際にもお世話になったほか、近年ではドゥカティ千葉セントラルという日本最大級のドゥカティ正規ディーラーを立ち上げ、その際にも取材へ伺ったことがあった。
現在はカワサキプラザ千葉桜木、ドゥカティ千葉セントラルを運営するだけでなく、今年6月には筑波に新しいドゥカティ正規ディーラーをオープンさせることになっているという。そんなライダースクラブでは共に働いてくれるスタッフを募集中とのこと。
今回はバイク業界の求人専門メディアであるJOBIKEの特集企画ということで、ライダースクラブの内面に秘めている魅力というポイントを探っていきたいと思う。
まずは代表取締役社長を務める吉田祐介さんからお話を伺った。
ライダースクラブ代表 吉田祐介さん:ライダースクラブの創業は1985年のことで、今年で38期目となります。1998年からドゥカティ正規ディーラーとなり、2019年5月に現在のドゥカティ千葉セントラルをオープンしました。それと並行して同年3月には斜め向かいの場所にカワサキプラザ千葉桜木をオープンしており、現在は2店舗体制となっています。そして今年6月には筑波に新たなドゥカティ正規ディーラーを開業するための準備を進めているところです。
私はライダースクラブ入社以前にカーディーラーで経験を積みました。そこから感じたものはバイクの業界はクルマ業界と比べて大分遅れをとっているということでした。そもそもクルマとバイクというのは比べる物ではないと思ってはいるのですが、サービス的には近しいものであるには違いありません。ハードは追いついたものの、ソフトは後れを取っている。そう考えた私は接客マニュアルの徹底や、店舗や工場など綺麗な設備を導入しました。目指したのは、昔ながらのバイク屋から時代が求めているモーターサイクルディーラーというものでした。
その努力が実ってドゥカティ本社からは、ディーラーオブザイヤーを2度授与されました。もちろんカワサキプラザ千葉桜木の業績も好調です。これは実際のところスタッフ一人ひとりのやりがいに繋がり、その結果、ビジネスの循環が良くなるのです。
スタッフの重要性の高さというのは身をもって知っております。なので、私は社長として第一にスタッフ、第二にお客様、第三に会社というプライオリティバランスで考えております。そもそもバイクというのはFUN(ファン)な乗り物です。お客様にエンジョイしてもらうにはスタッフの皆が笑顔で働くことというのもポイントです。
笑顔になってもらうにはモチベーションアップを図ることです。スタッフ同士で夢を語り合う、その夢を実現できるようにお互いがサポートする。そのような職場であれば、身を置くスタッフも訪れるお客様も心地よいものだと思うのです。
いま世の中を見回すと閉塞的な社会となっています。こんな時代だからこそ、フレッシュな新人でもベテランのメカニックだとしても、ライダースクラブの一員となってもらい夢を持ってほしいのです。
————バイクショップには様々なスタイルがある。昔ながらの町のバイク屋さんというのは残念ながら、今の時代の流れには合っていないのかもしれない。その点、ライダースクラブは世の中の潮流を読み取り、次の一手を仕掛けることで業績を向上させてきた。
吉田社長の話からは、その経営理念がしっかりと伝わってくるものだった。例えば、社長として自分自身がやるべきことは“環境の整備”、“自分を含めた人材のモチベーションアップ”、“教育”、“自身が学ぶこと”、“資金を作ること”という5本の柱を明確にされている。それが結果として現れていることは、そこで働いているスタッフの表情からも伝わってくる。
さて、そんな敏腕社長の下で働くということ、そしてライダースクラブという企業の職場環境に対して、スタッフはどのように感じているのだろうか。ライダースクラブの運営する2店舗の紹介を挟み、後半ではスタッフの率直な言葉をお伝えしていこう。
ショップ紹介
カワサキグリーンと、 ドゥカティレッド、どちらがお好み?
カワサキプラザは全排気量のカワサキ車両を取り扱っている。逆に考えるとカワサキの大型バイクを新車購入するならば、カワサキプラザに行くしかないのだ。そう思うとカワサキプラザ千葉桜木の優位性、同店で働くメリットというのもおのずと理解することができるだろう。
ドゥカティ千葉セントラルはライダースクラブとして長年ドゥカティを取り扱ってきた実績、そしてオープン後4年の間に2度のディーラーオブザイヤーを得ており、もはや名門と呼ぶことができるドゥカティ正規ディーラーだ。スタッフ全員がチームとして結束しているだけでなく、一人ひとりが夢と目標を掲げて仕事に取り組んでいる。そのことは日本法人のドゥカティジャパンだけでなくボローニャのドゥカティ本社にも認められているのである。
スタッフインタビュー
ドゥカティ本社の社長とも仲良くさせてもらっています!
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大学生時代にはライダースクラブのお客さんという立場だったが、バイトとして手伝うようになり、その後大学を辞めて正社員として入社したという長谷川崇さん。現在はストアマネージャーを務めている。
————ドゥカティ千葉セントラルでストアマネージャー(店長)を務められている長谷川さん。以前別件で取材に伺った際にもご対応いただいたことはあったが、終始笑顔で物腰柔らかなので好感を持っていた。その長谷川さん、実は大学を辞めてライダースクラブへ入社したと言う。その経緯とこれまでライダースクラブの成長、これからスタッフへの応募を考えている方へのメッセージなどを伺うことにした。
長谷川 崇さん(2012年入社)
「私はライダースクラブでバイクを購入したお客さんという立場でした。当時大学生だった私は時間があればお店に顔を出すいわゆる常連客だったのですが、ある時から店番としてアルバイトをすることになったのです。ちょうどその頃はリーマンショック後だったこともあり、世の中の景気が停滞し就職をするにもハードルが高い状況だったこと、ライダースクラブからはこのまま就職して欲しいと言われたことから、思い切って大学を辞めて正社員として入社したのです。
元々はカワサキ党だったのですが、ドゥカティに触れるうちにどんどんのめり込んでしまいました。ドゥカティが開催するディーラースタッフ向けの勉強会にも参加し、ドゥカティの故郷であるイタリアでの研修やフィロソフィを学ぶうちにドゥカティ愛が芽生えたのです。そうするとおのずとお客様との対応能力も向上しました。それが認められてドゥカティ本社からベストセールスマンの表彰をいただいたこともあります。
ブランドが持つ求心力が強く、ドゥカティに携わるメンバー皆がファミリーのような結束を持っているのです。職場の環境は良いですし、もしもライダースクラブやドゥカティ千葉セントラルで働くことに興味を持っていただけるようなら嬉しいですね。
ライダースクラブは在籍するスタッフ一人ひとりが主役であり、輝くことができるステージが用意されています。働くようになってから、さらにライダースクラブのことを好きになってもらえると思います」
バイクの免許が無くても大丈夫です!
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以前はテーマパークで働いていたという栁瀨紗央莉さんは、学生時代にバイクに興味を持っていたことを思い出して、求人サイトを通じて応募。現在はセールススタッフとして活躍されている。
————ドゥカティ千葉セントラルでセールススタッフとして在籍している栁瀨さん。バイク業界に身を置くことは初めてのことで、入社当初は右も左も分からない状況だっただけでなく、バイクの免許も持っていないという。そのような中、ライダースクラブの一員として過ごす日々のことを聞くことにした。
栁瀨 紗央莉さん(2021年入社)
「以前はテーマパークで12年間働いていたのですが、新型コロナウイルスが流行したことで就業日数が減ってしまいました。生活のこともあるので求人募集を探し出した際に、学生時代にバイクに興味を持ったことがあったことを思い出したのです。そのような中、ライダースクラブのスタッフ募集を見つけ、未経験者歓迎と書かれていたので応募しました。
バイクの免許は持っていませんし、バイク業界で働くことも初めてなので何も分からない状態でしたが、もし他の会社に転職したとしても、最初に覚えるのは何でも大変なことは覚悟していましたし、それならば興味のある場所に身を置きたいと考えたのです。
実際に働き始めてみると、確かに分からないことだらけではありましたが、先輩スタッフが良く教えてくれるので、それをしっかりと覚えるだけでもとても力になりました。それに社長をはじめ、スタッフ同士がしっかりと話を聞いてくれるので、私が提案したことを受け入れてくれるのです。これも働き甲斐に繋がりました。
私の経験から言えば、資格などを持っていなくても働き始めてから取ることはできますし、能力を見てくれて昇給もあり、給与面や休暇日数もしっかりとしています。イタリア研修などもあり、新しいことをどんどん学べるので、とても良い職場に出会えたと思っています」
ドゥカティの虜になってしまいました!
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大手バイク用品量販店やチューニングカスタム系バイクショップでの経験を経て、ライダースクラブに入社された片岡大基さん。メカニックの作業を通じてドゥカティに魅了されてしまったという。
————ドゥカティ千葉セントラルのサービスマネージャーを務める片岡さん。これまでもバイク業界に身を置いていたが、30代を迎えてから新しいチャレンジを求めて転職してきたという。以前はドゥカティを特殊なものだと思っていたものの、現在では心を奪われる存在となったという話を紹介しよう。
片岡 大基さん(2018年入社)
「バイク用品の量販店でメカニックサービスとして5年間、その後カスタムやチューニングを得意とするバイクショップに6年間在籍していました。ライダースクラブの吉田社長とは車検場などで時々お会いしており、その中で転職の話をいただいたのです。
初めはどうしようかと考えましたが、30代を迎えて新しいチャレンジをする機会をいただいたということに運命を感じて、ライダースクラブに入社しました。
様々なバイクを触ってきましたが、ドゥカティを本格的に整備したことはありませんでした。もともとドゥカティというのはマニアックなライダーが好んで乗っているものだと考えており、自分は好きになれるのか、やや心配もありました。
ただイタリアの地で生み出されるスポーツバイクを実際に触れてみると、機械に対する効率よりも少しでも軽量化を追求していることや、とにかく性能を最優先としていることなど、身をもってその情熱を感じ取ることができたのです。
以前の私はバイクというのは乗っている時が全てだと思っていましたが、今はバイクを降りたあともドゥカティのアパレルを愛用するほど、ドゥカティというブランドが好きになったのです。
ライダースクラブの職場環境はとても良いと思います。バイクショップというと、いわゆる3Kを想像してしまいがちですが、全くそのようなことはなく、待遇面も良いですし、やった分だけしっかりと評価をしてくれます。例えば一度は離れてしまったけれども、またバイク業界で働きたいと考えている方などは、とても良いのではないでしょうか」
JOBIKE編集部より
ライダースクラブは働いているスタッフが皆いきいきとしている。これは大きなポイントだ。私はバイクの分野だけでなく、様々な業界とラインを繋げているが、その会社に足を踏み入れた時に伝わってくる空気感、スタッフ一人ひとりの表情から、どのような企業なのかということや職場環境などが分かる。その点で、ライダースクラブの雰囲気はとても良いのだ。
働き甲斐、自分が輝くステージ、夢。口で言うのは簡単かもしれないが、実際は難しいものだと思う。しかし、それらを無理なことではなく結果として表しているのは、ライダースクラブという職場に身を置くことの最大のメリットだと感じられた。
カワサキプラザ千葉桜木、ドゥカティ千葉セントラルの両店舗だけでなく、6月に完成予定となっている筑波の新たなドゥカティ正規ディーラーのオープニングスタッフも募集をしている。オープニング時から在籍するというのは、長く続けていく仕事において、後々非常に有利に働いてくるものだ。
3か月の研修期間やその間の家賃補助なども行っているようなので、気になった方は問い合わせてみることを勧める。
JOBIKE編集部より
ショップインフォメーション

ライダースクラブ
〒264-0028
千葉市若葉区桜木6-23-3
電話:043-488-6500
営業時間:10:30〜19:30
定休日 : 毎週火曜日、第1第3第5水曜
HP : https://riders-club.jp/
EMAIL : mail@ridersclub.jp