【急募】国内シェアNo.1インカム、圧倒的支持を誇るB+COMを主力アイテムに、サイン・ハウスが本格的に海外進出をスタート。
JAPANクオリティの高性能モトガジェットを世界に拡げるための新たな人材を緊急募集!

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ビジネスフィールドは海外、B+COMと共に世界に羽ばたこう!

取材協力:株式会社サイン・ハウス  取材:淺倉恵介

掲載日:2023/12/28

いまや、ライダーに欠かせないガジェットとして定着したインカム。注目のアイテムであるだけに、マーケットには多くの製品が存在し、激しいシェア争いを展開している。需要拡大の可能性も高く、その分だけ熾烈な競争が繰り広げられている。そのインカム戦国時代ともいうべき状況下で、日本のライダーから絶大な支持を集め圧倒的なシェアを築き上げているのが、サイン・ハウスの「B+COM(ビーコム)」シリーズだ。インカムに多い輸入品ではなく、企画から設計・開発まで全てをサイン・ハウスの開発部門が担当。“日本メーカー製品の安心感”が人気を後押ししていることも確かだが、徹底してユーザーサイドに立った細やかなアフターフォローも高い評価を得ている。

B+COMシリーズのフラグシップモデルであるB+COM SB6XR。高音質で、インカム導入のハードルといわれるペアリング操作も簡単。従来モデルからバッテリー容量増大と省電力化を計り、音楽再生での使用時間は最大で約24時間というロングランニングタイムを実現。

そのB+COMを擁するサイン・ハウスが、同製品を旗頭に満を持して海外進出を本格化させている。
同社の起点は、海外製バイクパーツのディストリビューター。長年のバイクファンであれば、“サイン・ハウスの取扱製品は輸入品が多い”という印象があるかもしれない。だが、2006年に発売した、画期的なデバイスホルダー「マウントシステム」、そして2008年には「B+COM(ビーコム)」シリーズを販売開始。それら自社開発のオリジナル製品が大きな支持を得たことで、近年はメーカーとしての側面が強くなってきている。むしろ、若い世代のライダーには“B+COMのメーカー”と認識されていることが多いようだ。

マウントシステムは、ガジェットをバイクに固定するためのデバイスホルダー。マウント部、ジョイント部、ホルダー部が各々数タイプ用意されており、使用条件や好みに合わせてパーツをセレクト。自分の使い方に合わせた、デバイスホルダーを組み上げられる画期的なシステムを採用。

創業当初は、輸入商社的な業務を主に行なっていたサイン・ハウスである。海外ビジネスの経験は豊富で、輸入についてはサイクルが構築されている。だが、輸出に関する経験とノウハウは、あまり持っていないのだという。意外な話である。

現在、B+COMの輸出に向け、世界各国のディストリビューターと折衝中とのこと。B+COMの商品力は抜群に強く、取り扱いを希望する海外企業は多いということだが、なにしろ新規事業である、簡単にはことが運ばない。そこで、戦力を補強するため、海外でのビジネスに強い人材を迎え入れることになった。

B+COMシリーズのソロユース向けモデルのB+COM PLAY。インカム間の相互通話機能は非搭載、割り切った作りでリーズナブルなプライスを実現。シンプルで覚えやすい操作方法も好評。デザインとコンセプトが高い評価を受け、通産省認定のグッドデザイン賞を受賞している。

社長インタビュー

サイン・ハウスと共に歩んでいける海外のビジネスパートナーを発掘。
日本と同様のサービスを実現するまでに育て上げる、重要な仕事を任せたい

株式会社サイン・ハウス 代表取締役 新井敬史さん。
1969年、東京都出身。2004年、株式会社サイン・ハウス入社。長く営業職を担当し、2021年に代表取締役社長に就任。B+COMには企画段階から関わり、普及と販売拡大に尽力。B+COMを国民的インカムの地位に押し上げた、自他とも認める“Mr.B+COM”。中学生の頃、バイク雑誌で見たカワサキGPZ750Rに衝撃を受け、高校生でバイクデビュー。初めての愛車ヤマハFZ400で、ワインディングに通う日々を送る。19歳でバイクレースを始め、20代は働きながらレースに没頭。現在の愛車はホンダCBR1000RR-R。選んだ理由を「最新で最も速いバイクが欲しかった」と語る、生粋のスポーツライディング好き。

B+COMの良さを世界に広げ
日本のバイク業界の力を示したい

現在、海外事業の先頭に立ち、陣頭指揮どころか自ら最前線で折衝に当たっているのは、株式会社サイン・ハウス 代表取締役社長の新井敬史さん。今回は新井社長にご登場いただき、海外事業への想いと求める人材。サイン・ハウスの未来像について語ってもらった。まずは、どういった経緯で海外事業がスタートしたのかを聞いてみた。

実は、B+COMの海外展開は、以前から考えてはいました。
ですが、サイン・ハウスのメーカーとしての歴史は浅いわけですし、まず日本での地位を確立する必要があると考え、国内の事業に専念してきました。おかげさまで、B+COMは高い評価を頂けるようになりましたし、ようやく世界に出られるタイミングと環境が整ったというわけです。

プランとしてだけ存在した海外進出は、2023年に本格的始動したばかり。現状、新井社長と役員2名の計3名で構成された、小さなチームでプロジェクトが進められているのだという。

最初の海外の取引先として、台湾のディストリビューターとの契約を締結しました。2024年の春には、デリバリーが開始される予定です。海外事業の第一歩を記したことで、筋道は付けることができたと考えています。この道をずっとずっと遠くまで伸ばし、道幅も広げくれる人を求めています。弊社では、この15年ほど自社製品のラインナップを拡大し、メーカーへのシフトを進めてきました。相対的に輸入商材の取り扱いが減った形となり、海外の業者に対応する機会が少なくなっていました。経験の少ない輸出業務であることも理由のひとつですが、海外でのビジネスを広げていくには、スキル面もスタッフの数も足りていないのが現状です。補強は急務ですので、すぐにでも海外営業専任のスタッフを迎え入れたい。

これまで、新井社業自らが先頭に立ち、海外との折衝を行なってきた。海外事業のさらなる拡大に向け、専任の海外営業担当を増員する必要が出てきた。その海外営業に従事する人には、どういったスキルが求められるのか?

やはり必要なのは語学力、英会話のスキルは必須です。
B+COMはライダーのためのコミュニケーションツールです。B+COMの使用で得られる“楽しさや便利さ”といったメリットを、海外の交渉相手に伝えられなければ、その価値を解ってもらえません。実を言えば私自信は英語が不得手で、伝えたいことはたくさんあるのに十分に伝わらないというジレンマを感じてきました。その部分を補ってもらえるだけの、語学力を持つ方を求めています。

応募の条件としてあげられているわけではないが、英語力の目安としてTOEIC 700点以上が望ましいと考えているそうだ。ならば、今後ビジネス対象に予定されている国は、英語圏にあるのだろうか?

そこは、まずアジア圏から事業展開を進めていきます。地理的に日本と近いアジアは、ビジネスを行う相手として様々な面でメリットが多い。親日感情の高い国も多いですし、そうした土地では日本ブランドへの信頼感が強く、商品を売るには有利ですから。台湾以外にも、交渉を始めている国が既にいくつかあります。いずれはEUやアメリカにも進出したいとは思いますが、当初のターゲットはアジア圏になりますね。

交渉相手国の現地語が堪能であれば、強い武器になるとは思います。
ですが、今回の採用では、国別の会話能力は重要視しません。たくさんの国と言語があるわけですし、その全てマスターするのは非現実的ですよね?それに外国間ビジネスの交渉事は、一般的に英語で行われますから。一番ありがたい人材は、英語が喋れるだけではなく英語を使って仕事をした経験がある方ですね。海外で商品を販売した経験がある方が理想ですね。“モノを売る”ことに対しての、責任意識をお持ちでしょうから。

実際の仕事内容は、どういったものになるのだろうか?

海外出張は頻繁にあります。電話やオンラインミーティングだけでは、話が進まないことがありますから。特にアプローチの初期段階は、対面での対話が重要です。営業といっても、現地のバイクショップを一軒一軒回るようなことはありません。相手は各国のディストリビューターです。モノを売るというより、折衝が主な仕事だと考えてください。一国あたりのディストリビューターは、一社に留める方針です。ただ商品を販売するのではなく、日本国内と同様のサービス体制まで構築してもらうつもりです。契約したディストリビューターには、その国のサイン・ハウスという会社になって欲しいと考えていますから。

商品を輸出したら、あとは現地のディストリビューター任せというわけにはいきません。それでは、責任のあるビジネスとは言えませんから。B+COMが支持していただけたのは、ユーザーのアフターフォローに力を入れたことが大きいと考えています。海外のユーザーにも同じようなサービスを提供したい。当然、意欲があり信頼のおける企業でなければ、パートナーたりえません。そうした信頼できる企業を探し出し、折衝し、公正な契約を結ぶ。ビジネスが軌道に乗った後も、パートナーとなった企業へのケアとアフターフォローも担当してもらいます。

笑顔を絶やすことがない新井社長。温和な表情を浮かべながらも、バイクとビジネスについての話になるとは熱いトークが止まらない。

サイン・ハウスは、商品価値の高い商材を多くラインナップしている。B+COM以外の魅力ある自社製品の輸出は考えてはいないのだろうか?

当面の商材はB+COMになりますが、将来的には他の自社製品の輸出も視野に入れています。また、国内の他社さんが、サイン・ハウスを通して輸出ビジネスを望まれた場合は、そちらも商材として取り扱いたい。弊社と海外でビジネスをしたいという、日本の企業さんがたくさん出てくるように頑張りたいですね。ですが、全くの新規開拓事業ですし、相手は海外の企業です。時間もコストもかかる仕事ですし、簡単ではないでしょう。ですが、難しい仕事である分だけ、やりがいも大きいものだと感じます。

なるほど、簡単な仕事とは言えないだろう。それでも、世界を股にかけて困難な仕事を成し遂げた時の達成感は格別なものに違いない。相当なパフォーマンスの高さが要求される仕事でもある。だが、新井社長はスペックだけで人を見ることはないという。

人柄は大事ですよね。この仕事は、一人で出来るものではありません。必ずチームとして動く場面がありますから、コミュニケーション能力は重要です。交渉相手の外国の方も、やはり人間なんです。お互いに共感できることがなければ、相互理解が進みません。弊社の海外事業は始まったばかりですし、今プロジェクトに加わってもらい将来はマネージメントする立場についてもらいたいと考えています。海外との仕事は、意思決定にスピードが求められることも多いですし、最初からある程度の権限を委ねることになるでしょう。その分責任も重くなりますから、責任感が持てる人でなければ困ります。5年後までには組織も大きくし、10年経った頃には「B+COMを世界に広めたのはあの人だ」と、言われる人になるつもりでいてください(笑)

最後に、新井社長の考えに共感し、サイン・ハウスで働くことに興味を持った人へのメッセージをもらった。

サイン・ハウスは“バイク乗りが、バイク乗りのために、バイク用品を作る”会社です。
その弊社が作ったB+COMが、バイクの世界を飛び出して異なる分野でも評価をいただけるようになりました。これは、実を言うと当たり前のことなんです。バイク用品の使用条件は、他に比べて圧倒的に厳しい。バイク用インカムを例にとるなら、100km/h以上で走っている状態で会話可能なクリアな音質が必要ですし、嵐に耐える防水性も必要です。これほど厳しい条件を設定して作られた機材など、一般ユースでは存在していないんです。ですから、B+COMを他分野で使用すれば、性能も耐久性も圧倒的に高くて当然です。

B+COMは、ネクスコパトロール隊の職員の装備として正式採用されている。走行する車両が高速で行き交う状況の中、生身で交通整理や道路補修といった業務をこなす職員にとって、チームの連携を保てるか否かは命にかかわる重要事項。B+COMのハンズフリーで相互通話が可能な機能と、大きな騒音の中でも聞き取りやすいクリアな音質が、NEXCO職員の安全を守っている。バイク以外の分野でも、B+COMの優秀さが浸透しつつある一例だ。

日本は世界一のバイク大国です。バイクメーカーさんは、技術的にも物作りへの情熱も素晴らしいものをお持ちです。バイク用品だって同じなんです、素晴らしい製品が揃っている。日本のバイク業界で働く人は、もっと自信を持つべきだと思います。
サイン・ハウスは、自社製品に自信があります。だから海外に出る、弊社の製品を通して日本の力をアピールしたい。仕事ですから大変なことばかりですが、私は今楽しくて仕方ありません。一緒に仕事を楽しめる方を、サイン・ハウスはお待ちしています。

サイン・ハウスの職場環境

バイク乗りが、バイク乗りのために、バイク用品を作る会社
サイン・ハウスという会社を少しだけ見てみよう

  • サイン・ハウス本社が置かれるフロンティア武蔵小杉。JRと東急、合わせて3路線が集まるハブ駅である武蔵小杉駅の、駅前ロータリーに面した便利な立地。にも関わらず、社員の通勤用にバイク駐輪場が確保されている。

  • 開放感のあるオフィス、日本国内でのワークスペースは本社オフィスとなる。インテリアにアウトドアテイストが取り入れられており、バイク乗りらしい遊び心を感じる。

  • オフィス内に設けられた、社員のリラックススペース。サイン・ハウス本社オフィスは、ビルの高層階にあるため、ここからの見晴らしは最高。仕事の疲れも癒せるだろう。

  • 開発部門の作業スペースも、本社内に設けられている。B+COMは、この場所から生み出されているのだ。

  • 東京モーターサイクルショー出展時の、サイン・ハウスのブースの模様。多くのバイク乗りが詰め掛けている、ユーザーからの注目度は極めて高い。

  • 社員のほとんどがバイク乗りというサイン・ハウス。休日には誘い合ってのツーリングに出かける機会は多いという。なんと、会社から“ツーリング手当”が支給されるというのだから驚かされる。バイク乗りにとって、これほど働きやすい環境もないだろう。

JOBIKE編集部より

日本が“世界最大のバイク大国”であることは疑うべくもない。世界中で日本メーカーのバイクが走っている。そのわりには、海外に目を向けた時に“日本のバイク用品”は、やや影が薄いのは確かかもしれない。我々日本のライダーは、日本のバイク用品の素晴らしさを知っている。「日本のバイク業界で働く人は、もっと自信を持っていい」との新井社長の言葉には大いに頷かされる。為替の関係から海外では高価になり、販売が難しいという面はあっただろう。だが、円安の現在こそ海外進出を考えるべきではないだろうか? もっとも、サイン・ハウスは円安の波に乗って海外での安売りを目論んでいるわけではない。自社製品の優秀性を根拠に、自信を持って世界に打って出るのだ。“日本のバイク業界の誇り”を胸に、勇気ある船出を選んだサイン・ハウスの気概は小気味よく響く。自らを信じるパワーと勢いを感じる。応援したくなる。仕事というものは、ルーティーンになった瞬間から、面白みを失っていくものだろう。サイン・ハウスの海外事業に関わったとすれば、多くの困難に直面すると予想するのは容易い。だがそれ以上に、刺激的で充実した心踊る仕事ができるだろう。波風を立てず、平穏な人生を送りたいと考える人には勧めない。だが、働くことに意味を求め、面白く生きたいと思う人ならば見逃せないチャンスだ。この取材を通して、そう感じた。

JOBIKE編集部より

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神奈川県川崎市中原区中丸子13-2 フロンティア武蔵小杉N棟11階
電話:044-982-3788
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