高性能バッテリー充電器Optimateシリーズを取り扱う、 テックメイトジャパン株式会社が業務拡大に向けスタッフを募集。

メイン看板 店舗画像

特集
記事
リモートワーク中心、労働時間ではなく成果を重視。新しいワークスタイルがここにある。

取材協力:テックメイトジャパン株式会社  取材:淺倉恵介

掲載日:2023/09/13

近年、プロのメカニックはもちろんのこと、一般ライダーにも普及が進んでいるバッテリー充電器。中でも主流となっているのが、バイクを保管中にバッテリー電圧を適切に保つことができる、維持充電機能を搭載した製品だ。維持充電機能を持つバッテリー充電器は、バッテリーの長寿命化にも効果が高い。原料の高騰によりバッテリー自体が高価格化したこともあり、ますます需要が増している。
そんな現在注目のバッテリー充電器の中で、大きなシェアを獲得しているのがテックメイトのOptimateシリーズ。同製品はバッテリーに優しい維持充電機能や、強力なデサルフェーション機能を搭載。車両搭載状態での維持充電が難しい、CAN-Bus採用車への対応をいち早く行うなど、性能と信頼性の高さでユーザーから圧倒的な支持を得ている。
そのOptimateシリーズを日本国内で輸入・販売を手掛けるテックメイトジャパン株式会社が、この度新規スタッフを募集。
募集職種は総合職で、主な業務は営業とのことだ。だが、よくよく話を聞けば、テックメイトジャパンの営業職は、一般的にイメージする営業業務とは大きくかけ離れたタスクであるようだ。また、勤務形態も独特で画期的といえるもの。そう聞いて興味を持ったのなら、ここから続くテックメイトジャパン株式会社で代表取締役を務める岩渕和久さんのインタビューを一読して欲しい。
テックメイトジャパン株式会社は、働く人に優しい新しいワークスタイルの構築に挑戦しているのだ。


代表インタビュー

新しいことにも向上心を持ってチャレンジできる人と一緒に会社を育てていきたい

テックメイトジャパン株式会社 代表取締役 岩渕和久さん。1979年 東京都出身。アメリカ留学を経て商社に就職、勤務先でバイクと四輪のバッテリー関連製品の開発に携わり、バッテリーへの見識を深める。2021年、テックメイトジャパンを設立し、代表取締役に就任。趣味は中学生の時に始めたバトミントンで、高校生時代は東京都大会で上位入賞経験を持つ。現在の愛車はBMWのR nine Tで、オフロードレースに参戦した経験もある。

営業職を募集。
事業や会社の立ち上げまで携わる可能性アリ


まずはテックメイトジャパンという会社と、主力アイテムであるOptimateシリーズについて聞いてみよう。

「Optimateシリーズを展開するテックメイトは、ベルギーで生まれた会社です。本社は現在もベルギーにありますが、開発拠点はカナダで、他に南アフリカ共和国と日本に拠点を持っています。ご存じの方も多いと思いますがOptimateシリーズはバッテリー充電器のブランドです。いわゆるアフターマーケットでの認知度が高いのですが、海外ではバイクメーカーに純正アクセサリーとしてOEM供給していることも多い。ドゥカティ、トライアンフ、KTMなどですね。日本のバイクメーカーでも、海外マーケットでは純正採用されている例もあります。日本ではバイク用のイメージが強いといわれますが、四輪用のバッテリー充電器もラインナップしています。アストンマーチンやロータスでは純正採用されています。」


――一流メーカーが、こぞって純正採用していることが、性能と信頼性を物語る。さて、バッテリー充電器は、二輪・四輪を問わず有用なアイテムが、何故Optimateシリーズはバイク用としてのイメージが強いのだろう?

「ベルギーで最初に開発されたのが、草刈機用の充電器だったのです。小容量バッテリーでの使用を考慮した製品でしたから、同じような容量のバイク用バッテリーに使用しても相性が良かったわけです。日本にもバイク用として導入されました。当時、あるバイクメーカーさんが、安全に維持充電が行えるバイクに適したバッテリー充電器を探していたそうなんです。技術者の方がいろいろテストして、Optimateが高い評価をいただきました。そのメーカーの純正オプションカタログに掲載されたことで、一気にシェアが広がりました。実際に使用した方からは、バッテリー回復機能が好評です。鉛バッテリーは、電気を取り出す時に硫酸鉛が発生します。この硫酸鉛が固まったものをサルフェーションと呼びますが、サルフェーションは電気を通さないためバッテリーの性能を落とします。Optimateのバッテリー回復機能は、サルフェーションを強力に除去するので、バッテリーのコンディションを長く良好に保ちます。日本に導入された当初は、バイクショップのメカニックさんが使用して、ユーザーさんにも勧めていただいた例が多かったようです。」

Optimateシリーズの人気モデル【Optimate 4 DUAL】。一般的なバイク用サイズの鉛バッテリーであれば、ほぼ全ての製品の充電が可能。サルフェーションの発生により性能が低下したバッテリーの機能を回復する、強力な回復充電機能が好評。
また、維持充電機能が充実しており、メーカー純正の専用品を使用しなければ車載状態での維持充電が難しいBMW製CAN-BUS採用モデルにも対応している。


――バイク乗りなら、Optimateの存在を知る人は多い。だが、聞けばこれまでに大きな広告展開をしたことがないのだという。それでもこれだけの認知度を得ているのは、ユーザーの口コミによるところが大きいとのこと。やはり、優れた製品はそれだけで高い商品力を持つものなのだ。

さて、取扱商品について理解が深まったところで、本題である今回の求人について伺った。

「今回募集するのは総合職、主な業務は広い意味での営業になります。ビジネスの相手は、主に卸の業者さんです。小売店への営業は、ある程度卸業者さんにお任せしていますので、店舗を回るような営業活動はほぼありません。どの商品をどれだけ輸入して、どのようにして売るか?を考える仕事だと考えてください。」


――営業というと、ルートセールス的な"足で稼ぐ"仕事といったイメージがあるが、テックメイトジャパンでの営業は販売戦略やプロモーションといった、ビジネスを包括的に捉える能力が求められるということのようだ。

Optimateシリーズは、一般ユーザーのみならずプロユースでも高い評価を得ている。
上位モデルの【Optimate Pro-1 DUO】は、鉛バッテリーだけでなくリチウムバッテリーの充電を可能とした高機能タイプ。二輪・四輪業界で働く人向けの大手業界紙である日刊自動車新聞の用品大賞を受賞している。プロフェッショナルが認める、高性能バッテリー充電器なのだ。

「とはいえ小さな会社ですから、様々な業務に関わってもらうことにはなります。現状、弊社の業務はOptimateをはじめとするテックメイト製品の輸入販売です。日本国内だけでなく、アジア圏のハブとしての役割もあります。すでに韓国とフィリピンへの輸出は始まっていますし、輸出業務は今後さらに拡大していく予定です。それだけでなく、優れた日本の製品をテックメイトのグローバルネットワークを活用して、海外に広げていくことを考えています。日本のモノ作りの力は素晴らしい。バイクメーカーだけでなく、バイクに関連した製品は日本が発信地になっているものが多い。日本製品の良さは性能と品質の高さだと思っているので、そうした日本製品を世界に紹介していきたいんです。営業という仕事を狭く捉えないで欲しいですね。取り扱うアイテムの立ち上げ、さらには事業の立ち上げ、ひょっとすると会社の立ち上げまで関わってもらうことになるかもしれません。エキサイティングでチャレンジングな仕事になると思います。」


――毎日同じことを繰り返すような、変化のない仕事は退屈だ。そう感じる人ならば、なんとも心惹かれる話ではないか?
ただ、ここで気になるのは、テックメイトジャパンで働くために必要なスキルだ。海外とのやりとりも少なからずあるだろう、語学力に自信がないと腰が退けてしまうのだが・・・。

「英語ができればベターです。ですが、あくまで"ベター"であって"マスト"ではありません。入社時には英語のスキルがなくても全然構いません。ご本人に学ぶ気があるのなら、学習できる環境を会社負担で用意します。輸出入の業務に関する知識も問いません。輸出入の実業務は、専門業者にアウトソースしている部分が大きい。そうであっても基礎知識は必要ですから、未経験者の方はしっかりフォローして知識を身に付けられる環境を作ります。実地から学べる部分も多いんですよ。大切なのは、現時点でのスキルではなく、素直に学ぼうとする姿勢があるかないかだと考えています。」


――求めているのは能力ではなく、努力できる資質。向上心さえあれば、未経験者にもチャンスはあるということだ。けれど、"やり甲斐"だけで仕事はできないのが現実のところ。やはり、労働環境も気になるところだ。

「業務は基本リモートワークです。毎日、オフィスに出社する必要はありません。週に1、2度はミーティングがありますが、集まる場所は本社とは限りません。提携しているレンタルオフィスが複数ありますから、その中から集まりやすい場所を選ぶことが多いです。オンラインミーティングで済ます場合もありますが、やはり人と人ですから対面して話す機会は設けた方がいい。ただ、日常業務はリモートワークで行うのが基本方針です。就業時間も定めていませんし、日報の提出などもありません。」


――なんと、近年注目を浴びるリモートワークだが、テックメイトジャパンの自由度は桁が違う。果たして、それで効率的に業務をこなせるのかと疑問に感じる部分はある。リモートと言いつつ、相互監視体制を取り入れている企業もあるようだが?

「そんなことは考えもしませんね。四六時中見張っていることなどできません。こちらが疲れてしまいますよ(笑)働き方は人によって違っていい。人それぞれに、最もパフォーマンスが出せるやり方があると考えていますから。私自信、極端な朝型人間なんです。午前7時から、午前10時くらいの間が最も効率的に仕事ができる。勤め人だった頃、その時間帯が通勤でツブされてしまうのが惜しくて仕方ありませんでした。移動時間自体も無駄に感じましたしね。自分が経営者の立場になった時、最初に考えたのが社員がベストパフォーマンスを発揮できる環境を提供することでした。リモートワークの徹底や、就業時間を自由にしているのは、それが理由です。自分のスケジュールで仕事ができれば、家族と過ごす時間や趣味の時間を作れます。すごくラクな職場に感じるかもしれませんが、私はそうは考えていません。仕事をちゃんとやっているかは、成果を見れば一目瞭然ですから。その点に関しては、逆に厳しい会社かもしれませんね。自分で考えて、自分から動ける人でないと、弊社で働くのは難しいでしょう。もちろん社員を放ったらかしにして、全て自己責任だと無理を押し付けるようなことはしません。リモートワークが基本ですが、入社当初は他の社員と行動を共にして、仕事を覚えてもらうことになります。仕事が軌道に乗ったら、ご自分のやり方とペースで働いてもらいます。そうなっても、困ったことがあればいつでもフォローします。」


――なるほど、自由主義は個人を尊重しているから。その分だけ責任と自覚が求められてもいるのだが、仕事に対して積極的であれば、これほど面白く働ける職場もないだろう。

岩渕さんは、温厚で紳士を絵に描いたような人物だ。だが、ビジネスの話題では熱弁を振るい、身振り手振りも大きくなる。真面目で真っ直ぐな人柄と、真剣に仕事に取り組んでいる様子が窺える。

「テックメイトジャパンで働くことに興味が持てたら、ぜひ弊社の求人に応募して欲しいですね。ですが、あまり多くの人数を採用するつもりはないんです。この先、テックメイトジャパンを一緒に盛り上げ、一緒に育ててくれる人材を求めています。企業としての求人活動ではありますけど、例えるなら結婚相手を探すような感覚です。」


――これは、なかなかに重い言葉。手足となる社員ではなく、本気でビジネスパートナーを探しているのだから。ならば気になるのが、求められるパーソナリティだ。

「家族や動物、自然に優しく接することができない人とは、一緒に働けないと思います。周囲に思いやりを持てる人を求めています。採用基準は人間性です。例えば、ものすごく有能であっても、他者に攻撃的な人はお断りします。会社が壊れてしまいますから。弊社では、地域の子どもサポート活動や、動物保護施設への寄付などのボランティア活動をスタートさせました。そうした活動に、共感してもらえる人がいいですね。企業活動は利益を追求するものですが、そうした利益は自分たちだけで得たものではないと考えています。社会があって、はじめて企業が成り立つものです。社会貢献活動は、これからも続けていきます。あ、弊社は動物好きな社員が揃っているんですよ。私自信も猫を飼っていますし、SNSの公式アカウントには度々猫が登場しています。動物嫌いの人には、辛い会社かもしれませんね(笑)」

グローバルなビジネスを志し、先進的な勤務形態を採用するテックメイトジャパン。だが、その根本にあるのは社員を大切にし、社会に貢献すべしという実にオーセンティックな気風。つきつめれば人間を大切にしている会社なのだ。

JOBIKE編集部より

今回のテックメイトジャパンの取材は、驚かされることばかりだった。
まずはリモートワークの徹底だ。コロナ禍により、にわかに注目を浴びたリモートワーク。これからの時代、スタンダードなワークスタイルになっていくだろうとさえ言われていたが、パンデミックの収束と歩調を合わせるが如く、すっかり勢いを失っているのは周知の通りだ。確かに業種によっては効率の面で問題があるかもしれない。逆にいえば、業務の内容によっては作業効率も高く、オフィスの維持費や通勤費用などランニングコストも下げられるはずだ。けれど、リモートワークからオフィスワークへの回帰が進んでいるのは、経営サイドが抱く業務が停滞することへの不安感や、慣れ親しんだワークスタイルからの変化に対する恐怖感にあるのではないかと思う。

その点、テックメイトジャパンは変革を恐れない気概がある。ミーティングの開催やオフィスへの出社は最低限、しかも勤務時間は各々の裁量に任されている。成果主義と割り切るのも違うだろう。そう言ってしまうには被雇用者へのサポートや福利厚生が手厚い。働く側に立ったワークスタイル、その根底にあるのはスタッフへの信頼。裏を返せば、信頼できる人でなければ共に働くことは出来ないという意思表示と感じられる。テックメイトジャパン代表の岩渕さんは、インタビュー中に何度も“結婚相手を探すのと同じ感覚で、採用活動を行っている”という言葉を使っていた。岩渕さんが重視しているのは、現時点でのスキルの高さではなく人間性。この先長く共に働き、一緒に会社を大きくしていく仲間を求めているという。

テックメイトジャパンの主力商品である、バッテリー充電器Optimateシリーズの商品力は高い。そして同社の勤務形態は、働く人に対して実に優しい。業務内容は多岐にわたるが、現時点のスキルは問わないという。“コレはオイシイ仕事”と飛びつきたくなる人は少なくないだろう。けれど、労働条件だけを見ての浅い考えで、求人に応募するのは間違いだと思える。門戸は広く開かれている。だが、求められているのは、自分で考えることができ、自分から動くことができる人材。これは個人的に想像していることではあるが、高い労働意欲を持っている人でなければ、テックメイトジャパンで働き続けることは難しいのではないだろうか? 一見するとラクそうな勤務形態ではなく、業務の内容に魅力を感じ、テックメイトジャパンでの仕事に自己実現の可能性を感じられた人こそ応募してみて欲しい。

JOBIKE編集部より

ショップインフォメーション

テックメイトジャパン株式会社

〒203-0043
東京都東久留米市下里5-8-6
電話:042-430-9522
HP : https://tecmate.co.jp/

複数条件検索