ファン待望のCub HOUSE日本第1号店を新規オープン!抜群の注目度と成長環境

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「バイク業界の未来は、待っていても変わらない」
圧倒的スピード感で進むホンダ二輪・新宿グループ

取材協力:株式会社ホンダ二輪・新宿 グループ  取材:小川 勤

掲載日:2026/05/29


「バイク業界の未来は、待っていても変わらない」

圧倒的スピード感で進む
ホンダ二輪・新宿グループ

1年3ヶ月ほど前に、ホンダ二輪・新宿とホンダドリーム戸田美女木の代表を務める田村充宏さんに話を聞いたのが、もっと昔のことのように感じた(前回の記事はこちら)。それくらいホンダ二輪・新宿グループは、スピード感を持ちながら新しい挑戦を続け、現在も変化の真っ只中にいる。

ホンダ二輪・新宿グループは以下の5拠点の他に、2026年4月25日にカブハウスの日本第一号店をオープン。(ホンダドリーム戸田美女木に併設していたクラブハウスを改装)

1.ホンダドリーム戸田美女木(顧客接点、ブランド体験、BtoC)
2.ホンダ二輪・新宿 本社 法人事業部(宅配業者などへの車両リース、BtoB)
3.ホンダ二輪・新宿 テクニカルセンター(グループ内外のバイク整備、BtoB)
4.ホンダ二輪・新宿 安全運転研修センター(バイクを使った事業に向けての講習、BtoB)
5.ホンダウイング横山輪業(趣味のコミューター領域に特化する顧客接点、BtoC)

趣味からビジネスまで様々なカタチでバイクに携わり、ユニークかつ興味深く、魅力的な組織を構築している。ちなみに社名に新宿とあるのは、かつて新宿でホンダ販売店を創業し、現在に至るから。現在、新宿に店舗はない。

田村充宏社長。2019年のホンダドリーム戸田美女木オープン時から同社代表を務め、2023年10月からはホンダ二輪・新宿の代表に就任。2つの法人を統括する。写真はカブハウスに所蔵された1967年のモンキーZ50Mと1969年のモンキーZ50Aの前で。

前回の取材時、田村社長は『選ばれる店』であるためには販売力や整備力だけでなく、ユーザーにとって良い体験や良いコミュニティが必要だと語っていた。そしてそれは、カブハウスの新規オープンという形で実際に強化されている。

既存のビジネスの事業拡大や継承はもちろん、刻一刻と変容するバイク業界の中で、今と次のバイクビジネスに備えている。また、業界の変化に対して、現場から答えを出そうとしているようにも見えた。

現状維持は安定ではなく、後退していることと一緒。ホンダ二輪・新宿グループはバイク業界の変化に真正面から向き合い『変わることを恐れない』企業として歩んでいる。

2018年にタイでスタートしたカブハウスの日本1号店をホンダドリーム美女木に隣接するカタチでオープン。ここでの仕事は、ホンダの新しい挑戦の最前線に立つ面白さが詰まっている。

カブハウスはまだ完成していない。「どうすればもっと人が集まるか?面白くなるか?」そんなアイデアそのものが仕事になる環境だ。ホンダドリームでの仕事も同様のスタンスが必要だ。

カブハウスは Culture・Unique・Bikes という3つの価値観を軸に、ホンダの原付二種モデルを起点とした新しいバイクライフスタイルを提案する拠点。

大切なのは高い価値観を共有すること

バイクを販売して整備するだけでは
生き残りが難しくなる

田村さんは、ホンダ二輪・新宿グループは『誰もが社長になれる企業』だと断言する。だからこそ自ら考え、動き、変化を作れるマネージャー職を求めている。しかし一方で、この考え方はマネージャー職に限らないのである。

サービスもただ整備をするだけじゃない。命を預かる安全という品質を守りながら、どうお客様の信頼を作るのか。どう効率化し、どう利益を生み出すのか。テクニカルセンターでは外部整備の受託も拡大しており、求められる技術領域も広がっている。

セールス職も同じで、車両販売だけでなく、イベント、SNS、コミュニティ、顧客体験を含めて、『店の価値、企業の価値』そのものを作っていけるかが大切になる。

つまりホンダ二輪・新宿グループで求められているのは、『作業者』ではない。自ら考え、動き、変化を作れる人。『自分なら、この店をどう面白くするか』を考えられる人だ。そして、田村社長のスピード感についていける人、このスピード感を楽しめる人である。

今回も田村社長の言葉は、一般的な求人で語られる『働きやすさ』ではなかった。休日日数や給与面などは、前回のインタビュー時からすでに改善済み。また、従業員持ち株制度も導入され、利益が出た際はボーナスで還元した。

それはスタッフに、企業は『働く場所』でなく『自分たちで成長させていく場所』という意識改革を起こすために行なったこと。その全てが、昨年話を聞いた時から少しもぶれていない。

バイクの販売や整備だけでなく、スキルアップスクールなどのイベントも開催。お客様が使える洗車場も完備。セールス&サービススタッフを募集中だ。

  • 広々とした店内に最新ラインナップを展示。在庫量を確保し、お客様のニーズに応える。例えば、CB1300シリーズのファイナルエディションはまだまだ購入が可能。認定中古車も豊富だ。

  • 清潔感のある、広々としたサービス工場。

  • 2階のサービス工場入り口にはカウンターがあり、愛車の整備を見ることも可能だ。

  • 2階にはカフェスペースも用意され、くつろぐことが可能。

コミューターのEV化、供給不安、補助金依存、価格上昇 ――

二輪業界を取り巻く環境は
どんどん変わっていく

法人向け業務用バイクの世界では、趣味の世界よりもバイクのEV化が進んでいる。しかし、車両価格や航続距離、補助金制度の地域差などに直面し、思い通りには進まない。大きな転換期の真っ只中にいるのだ。

「簡単な状況ではありませんね。バイクはガソリンからEV、さらに乗り物はバイクから自転車になるかもしれませんが、絶対に無くならないビジネスでもあります」と田村社長も率直に語る。

しかし、田村社長はそこに立ち止まっていない。法人事業部ではEVではないガソリンエンジンの中古車を活用したレンタル事業を本格化。業界がEV化に向かう中、『2〜3年の橋渡し』としてガソリンエンジンの車両を確保し、新しい収益モデルを構築し始めている。

またテクニカルセンターでは外部からの整備受託も拡大中。少し前まではジャイロ系の整備が主だったが、現在は国内外の様々なモデルが入庫している。これまで守り続けていた『安全性』という高い品質が、様々なバイクへも適用されているのだ。

これが、法人事業部やサービススタッフの意識を大きく変革させている。ここでも変化を待つのでなく、自分たちで未来を切り開いているのが特徴だ。

  • EV化や、その補助金制度の地域格差などを考慮しながら、急速に変化するコミューター需要に対処する法人事業部。ガソリンエンジンの中古車レンタルをスタートするなど、ニーズと時代の変化に合わせていく。セールススタッフを募集中だ。

  • テクニカルセンター。1年ほど前までは、ジャイロ系の整備がメインだったが、ホンダドリームの工場長を経験したスタッフや旧車系に強いスタッフもおり、現在は様々なショップや企業からのメンテナンスも受注。こちらではサービススタッフを募集中だ。

  • 安全運転研修センター。ビジネスにおけるバイクの1から10をカバーするホンダ二輪・新宿グループは、安全運転研修センターも自社運営。講習会は販売先の企業の従業員の皆様が対象で、バイクはもちろん自転車に乗ったことがない方が来ることも。インストラクターも募集中!

  • ホンダウイング横山輪業。2024年の12月からM&Aによりホンダ二輪・新宿傘下となったのがヨコリンの愛称で親しまれている横山輪業。1950年創業の老舗で、ホンダの250cc以下のモデルを販売する趣味領域のホンダコミューター店として営業する。

休日は1日で100人が来店するカブハウス

車両販売だけでなく
カルチャーを発信する場所へ

前回訪れた時からの一番の変革は、ホンダドリーム美女木に隣接するカブハウスのオープンだ。2018年にタイでスタートしたカブハウスは、250cc以下のコミューターモデルを取り扱い、バイクにまつわるカルチャーを発信する場所。

取材当日は平日だったにも関わらず、絶えずお客様が来店。週末は1日に100人以上の来店があり、すでにカルチャーを生み出す場所となっている。

田村代表と望月俊介さん。望月さんはホンダ二輪・新宿グループに勤続して15年。自身もモンキー125のカスタムを楽しむ。「日本一、モンキーを販売する店になりたいですね」

  • カブハウスの世界が広がる店内。様々なカスタム車や希少車が展示される。

  • オリジナルステッカーを使ったタンク着せ替えカスタム。こちらは全て試乗車。

  • パールカデットグレーの車体に、バナナイエロー純正タンクを組み合わせ、ステッカーを貼付。

  • バナナイエローの車体のエンブレムを外し、イエローのステッカーを合わせる。

  • ミレニアムレッド2の車体に、バナナイエロー純正タンクを組み合わせ、ステッカーを貼付。

  • サービススペースもタイ本国のイメージを踏襲したデザインに。

しかし、田村社長は「人が集まるだけではだめ」だと言う。すでにそこから何を生み出せるかを考えている。直近ではカフェの展開がすでに具体的に動き始めており、カフェスタッフも募集している。

車両販売やカスタムパーツの取り付けだけでなく、どうしたらもう一度来てもらえるかを考える。何を売るかでなく、どんな体験を作るかに軸足を置く。バイクの先にあるコミュニティやカルチャーをお客様と共有することで、これからのバイクショップのあり方を変えようとしているのである。

また、店長の望月さんは、元々はテクニカルセンターのスタッフ。自身がモンキーに乗っていることもあり、カブハウスのオープンを聞き、自ら志願。前回、田村社長は「ジョブローテーションを強化したい」という話をしていたが、望月さんはそのうちの1人。「やりたいと思う方に働いてほしい。そのためのジョブローテーションです」と田村社長。

  • ピットスペースも用意。

  • よく見るとテーブルはKOWA製の整備用リフト。

  • シートはモンキー純正。

  • 天井のライトはスーパーカブのタイヤ…。

来店してカブハウスのインスタグラムをフォローするとステッカーがもらえる。

ホンダ二輪・新宿グループの勤務体系で興味深いのは、こういったジョブローテーションが積極的に行われていること。メカニックといっても、ホンダドリーム美女木、テクニカルセンター、カブハウス、横山輪業があり、それぞれで整備内容や接客はまるで変わるからだ。もちろん営業職も然りである。

仕事は『好きだけでは続かない』。しかし考え方を変えると『好きだから変えられる』のだ。バイクに関する仕事はたくさんある。しかし、バイクをカルチャーとして捉え、成長させていこうと考えている企業はそれほど多くない。

JOBIKE編集部より

通常の求人記事は、『アットホーム』『成長できる場所』『働きやすい職場』などという言葉が並ぶが、田村社長は今回の求人を、理想論やキレイな言葉で語らなかった。

全てを記事にはしなかったが、車両の在庫確保、EV補助金制度の地域差、変化への適応に時間を必要としているスタッフ、そしてマネージャー職の不足など、現在何に危機感を持っているかを率直に語ってくれたのだ。

ホンダ二輪・新宿グループの面白さは、歴史がある企業、大きなグループにも関わらず、田村代表が常に組織改革を行なっていることだろう。「一族経営じゃないから、誰でも社長になれる」という言葉は極端だが、それはグループの面白さや個性を表現しているように感じた。

「面白いもの、事業が大きくなるものにはいくらでも出資します」と田村社長は言う。

前を進むためには『守り』ではなく『変化』が必要なのだが、ホンダ二輪・新宿グループは変化するスピードがとても速い。マネージャー職を募集しているが、このスピードについていくのは大変なこと。わずか1年3ヶ月の間に、カブハウスオープン、中古車のレンタル事業、外部委託整備の受託など新しい挑戦が次々と形になっているからだ。

ただし、田村社長の方向性や考え方の軸は、1年3ヶ月前と何も変わっていない。ここに勢いだけの経営者にはない高い信頼があった。

JOBIKE編集部より

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