カスタム界のトップランカーが 営業/メカニック を募集:SURESHOT(千葉県)

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安心・安定した労働環境でカスタムバイクに携わる

取材協力:株式会社シュアショット  取材:小松男

掲載日:2023/10/31

千葉県八街市に居を置くバイクショップ『SURESHOT(シュアショット)』。ハーレーダビッドソンを中心に中古車の販売を行うバイクショップでありながら、国内最高峰のインドアカスタムショーである『ヨコハマ・ホット・ロッド・カスタムショー』で、最優秀アワードを2度獲得したバイクカスタム界のトップランカーである。
そんな『SURESHOT(シュアショット)』が、営業スタッフ/メカニックを募集中とのとこで、代表とスタッフにお話を伺った。

ショップ紹介

“しっかり走る”ことを大切に
中古車販売からカスタムバイク制作まで

私はこれまで、全国各地の数多くのバイクショップを探訪し、その内面を紹介してきた。
特にバイク業界専門求人サイト『JOBIKE』では、私自身が務める側になることを意識しながらお話を聞き、記事を読む人たちに伝えなければならないため、代表やスタッフからより一層踏み込んだ話を伺うよう心掛けている。今回皆さんに紹介するバイクショップ、SURESHOT(以下シュアショット)は、一般的なバイクショップとは少し趣が異なるため、代表を務める相川拓也さんの話を紹介する前に、まずはショップの特色に触れていこう。

  • 店名の『SURESHOT』は、とあるロックバンドから着想し命名された。
    (勘のいい方ならお分かりになるだろう)

  • バイクカスタムというジャンルは、ファッションや音楽などのカルチャーにも通じる部分がある。シュアショットの店内もミクスチャー的なセンスが感じられる。

  • さりげなく掲げられている絵画にも、おしゃれなセンスが漂う。

『ヨコハマ・ホット・ロッド・カスタムショー』最優秀アワードを受賞

 シュアショットの取材が決まった時に、どこかで聞いたことのある名前だと頭の片隅に浮かんでいたのだが、恥ずかしながら店舗に伺ってお話を聞いて「国内トップクラスの、さらには世界的にも名を馳せたカスタムバイクショップ」であったことを思い出した。
カスタムバイク好きの方であればご存知だと思うが、MOONEYES(ムーンアイズ)が毎年パシフィコ横浜で開催している、国内最大級のインドアカスタムイベント『ヨコハマ・ホット・ロッド・カスタムショー』、そこでシュアショットが最優秀アワードを受賞した年に、私も居合わせていたのだ。

  • 『ヨコハマ・ホット・ロッド・カスタムショー2019』で撮影していたワンカット。
    シュアショットはこの年と2021年に、2度の最優秀アワードを受賞している。

  • 世界中から取材に訪れた様々なメディアから、“ピックアップ” にも選ばれる、世界レベルのカスタムショップなのである。

  • 店内には2度の最優秀アワードをはじめ、授与された数多くの楯が飾られている。カスタムのセンス、スキルが国内外で認められた証だ。

 『ヨコハマ・ホット・ロッド・カスタムショー』は、例えるならば異種格闘技の頂上決戦とも言える。そこで一等賞に選ばれるというのは凄いことなのである。私が皆さんにシュアショットご紹介するにあたっての大きなポイントのひとつだ。
 実は、カスタムバイクを得意としているショップにはいくつかスタイルがある。例えばカスタム集団のような企業体制でアフターパーツ開発に勤しむショップもあれば、個人商店的スタイルで数台のカスタムバイクを制作することで生計を立てているショップもある。そんななかシュアショットは、中古車の販売、整備という一般的なバイクショップとしてのビジネスをしっかりと行いつつ、一般顧客から様々なカスタムオーダーを受けており、そのうえで勝つためのショーモデルをも仕立て上げているのだ。バイクを販売すればメンテナンス需要が生まれ、その先にカスタムに進むという道もある。それらを上手くバランスさせながらビジネスをされているということが、もうひとつの大きなポイントだ。

 特に、ハーレーダビッドソンが好きであったりカスタムに興味がある方でには、シュアショットに務めることに魅力を感じていただけるだろう。反面、カスタムショップに身を置くことに不安を覚える方もいるのではないだろうか。「長く働けるのだろうか」「無理な働き方をしているのではないか」「きちんとした技術を身に着けることができるだろうか」将来のことを考えた際、果たしてシュアショットはどうなのか。
お店の成り立ちと仕事内容をはじめ、福利厚生、将来的なビジョンなど様々な角度から、代表を務める相川さんに話を伺った。

シュアショット 相川代表インタビュー

スタッフを守るためにも
福利厚生の充実をしっかりと考えています

シュアショット代表の相川拓也さん。20代からバイク業界に身を置き、20年前に独立。メカニック上がりであり、アーティスティックな一面も併せ持っている。

若いころの私と、同じ思いをさせたくない

相川代表:20代のころに全国展開する大手のバイクショップに入社し、メカニックからはじめて整備士資格を取得しました。その後、大手バイクショップを退社して渡米を試みたのですが、ちょうど同時多発テロの時期と重なってしまい渡米を断念、国内の別のバイクショップに身を寄せることとなりました。
そちらで数年勤務しましたが、もともとハーレーが好きだったこと、やはりハーレーを取り扱いたいという気持ちから、2004年にシュアショットを起業しました。最初の場所で11年、ここに移転して8年、来年の春には創業20周年を迎えます。
私が勤務していたバイクショップは、所謂 “昔ながらのバイク屋” という感じでした。丁稚奉公のような勤務実態で、当時は将来的な不安もありました。技術の習得や経験を積むにはよかったのですが、自分でお店を持ち、従業員を雇って一緒にやっていくにあたり、「若いころの私と同じような思いをさせたくない」という思いから、制度を整えるようにしています。

  • 現在の場所に8年前に移転し、来春に創業20年を迎える。カフェのような開放感のある素敵な外観。

  • アパレルショップのようなインテリアの中に、並べられたバイクたち。

  • パンヘッド、ショベルヘッドなどのビンテージモデルから、最新のミルウォーキーエイトエンジンまで、シュアショットでは年式を問わず取り扱っている。

安心して長く働ける環境を整える

相川代表:現在は私の他に常駐のメカニックが2人、スポット的に手伝ってくれるスタッフが2人、そして事務1人という体制で運営しています。
先ほど「身を置いていたバイクショップで将来的な不安があった」と話しましたが、その経験があるからこそ福利厚生面を充実させることが重要と考え、社労士の顧問をつけてしっかりと制度を整えています。
社会保険への加入はもちろん、年二回の賞与、年間105日の休日があります。入社するスタッフには安心して長く働いて欲しいのです。

  • スポーツスターをベースにカフェレーサーやスクランブラー的に仕立てられるようなオリジナルの外装パーツも開発、販売している。

  • 自社の刻印が入ったカスタムパーツ。将来的に、オリジナルカスタムパーツの充実や海外進出も考えているという。

  • オリジナルアパレルも展示、販売中。一部は制服としても活用されている。

営業スタッフとメカニックをそれぞれ募集

相川代表:今回は、英儀容スタッフとメカニックのそれぞれを募集します。メカニックの仕事内容は、車両販売・メンテナンス・修理・ボルトオン及びワンオフでのカスタムというのがメインです。営業スタッフは洗車や登録、車検などの一般的なバイクショップでも行うような基本的な作業を行ってもらいますが、ご自身が想い描くスタイルをお客様に薦めて、それが高い技術を持つメカニックの手によって造り上げられるのですから、ハーレーが好きで、さらにカスタムに興味があればシュアショットでの営業スタッフというのはこの上なく楽しんでもらえると思います。

 シュアショットは現在すでに全国からのカスタムオーダーが入ってくるようになっていますが、地元のことも考えたバイクショップでありつつ、世界のカスタムバイクシーンも牽引できるような存在になっていきたいと考えています。『ヨコハマ・ホット・ロッド・カスタムショー』の時期(12月第一日曜開催)になると、ショーバイクを作るためにみんなが一致団結します。その雰囲気も一緒に楽しんでくれると嬉しいですね!

  • ファクトリースペースにはひとり1台のリフトがあり、作業に集中できる環境を整えている(もちろんエアコン完備)。

  • 旋盤からフレーム治具まで、様々な工作機械も取り揃える。出来ないことは無いと言えるほどの充実ぶり。

  • 店舗敷地内にはダイノジェットのシャーシダイナモを完備。

  • カスタムバイクのセッティング出しだけでなく、高年式車両のカスタム、パワーチューンもお手のもの。

シュアショットの魅力、そして強みに触れる場合、どうしても “カスタム” の比重が大きくなってしまいがちだし、ユーザーとしても、センスと技術が実証されているシュアショットで自身のバイクを仕立ててもらうことは誇りに感じることと思う。
相川代表のお話からは、「こんな会社で働きたくないという風に、思ってほしくない」「スタッフが家族を持ち、養える環境でありたい」という言葉からも感じられ、カスタムショップという表面的な部分だけでなく、シュアショットの裏側にある一企業としてのしっかりとした思いが伝わってきた。スタッフを大切に思う気持ちは、ショーでトップを取るカスタムバイクを仕立て上げるベースとなっているのだと私は感じる。

スタッフインタビュー

毎年昇給&定時上がり
カスタムショーに本気で取り組む環境

  • 自営的にクルマのメカニックをする傍ら、週4日シュアショットで勤務されている本田淳さん(2019年10月入社)。現在はバイクのメンテナンス及びカスタム全般を行っている。

  • 本田さんは元々ハーレー乗りだったこともあり、頻繁にシュアショットに顔を出していた。実際のメンテナンス業務はクルマ業界の流れにも近いとか。

以前はアメ車を中心に取り扱うカーショップに務められていたという本田さん。八街在住でハーレー乗りだったことから、以前はしばしばシュアショットに顔を出す間柄だった。その本田さんは2019年に入社され、メカニックスタッフの一員として手腕を振るっている。

入社の経緯

本田さん:前職はアメ車屋で整備の仕事をしていましたが、その会社を退職してから自分でクルマの整備業を行っています。元々ハーレーが好きで私自身もハーレーに乗っており、家から10分くらいの場所にあるシュアショットには以前から顔を出していました。代表にメカニックを募集していることを聞き、次第に業務を手伝うようになりました。

2輪の経験ゼロからのスタート

本田さん:エンジンをばらしたり組んだりというのはクルマでもやってきましたし、車検整備などの大まかな流れは自動車の業界と近い部分もあるのですが、お客様のバイクを触るというのは初めてでした。ほとんどゼロの状態からショーモデルに仕上げるような経験もありませんでしたし、お客様のバイクを触ったこともなかったので最初は不安がありましたが、私が入社したころは『ヨコハマ・ホット・ロッド・カスタムショー』に出すバイクを作り始めていた時で、色々と大変ではありましたが、初めてのことも多く楽しかったです。さらにそのカスタムバイクが最優秀アワードを受賞したのですから最高でした。

応募者に向けたメッセージ

本田さん:営業でもメカニックでも、ハーレーに興味を持っている人であれば向いていると思います。スタッフ同士のコミュニケーションもあるので、明るい性格の方であれば良いですね。ショーモデルを仕上げる時期を除けば、ほとんど定時で帰ることができます。社会保険もあり毎年昇給もあるので、安定して働ける良い職場だと思っています。是非、私たちと一緒に働きましょう!

代表の相川様も含めた集合写真。共に働く仲間を心待ちにしている。

JOBIKE編集部より

 ツーリング、サーキット、オフロード遊び、そして日常の移動手段など、バイクを通じて楽しめる遊びというのは無数にある。しかし、カスタムほど深いジャンルはそうそうない。
マフラーやシート、ハンドルなどを換装することも、広い意味ではカスタムといえるが、シュアショットが得意としているのは “カスタムバイク” を仕立て上げることにある。「バイクは走ってナンボ」という考えのもと、眺めて美しく、乗って楽しめるバイクを作り上げている。それが世界から認められている、稀有な存在だ。

 求職者の皆様には、シュアショットが従業員に対してどのような思いを持っているかが汲み取れるストーリーを紹介し、今回の記事を締めたいと思う。 少し前のことだが、シュアショットの営業スタッフが長期に渡り体調を崩してしまい、結果的に退職されるということがあった。体を壊して職を失うとなると、普通は路頭に迷いそうなものだと考えてしまうが、シュアショットでは社会保険の加入をはじめ、スタッフに何があってもサポートができるような体制を整えていたため、勤務ペースを調整しながら働いてもらったり、休職手当てなどの補助も出せたという。「従業員だけでなく、その人の奥さんも、子供もケアしたいんです。」とは、代表の相川さんの言葉。当たり前のことだと思う人もいるだろうが、そんな当たり前のことに真摯に向き合う姿勢は、従業員にとっても心強い。

 シュアショットでは将来的に、オリジナルカスタムパーツの充実や海外進出も考えているという。生活面でも安心できる環境で、グローバルに羽ばたく一翼を担うスタッフに自分がなるというのは、とても夢のある話だと思う。「夢も生活も諦めたくない」という求職者には、シュアショットがぴったりではないだろうか。

JOBIKE編集部より

ショップインフォメーション

株式会社シュアショット

〒289-1113
千葉県八街市八街へ199-1123
電話:043-312-0900
営業時間: 10:00~19:00
定休日 : 水・木曜日
HP : https://sureshot.jp/
EMAIL : info@sureshot.jp

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